NHK「パーセント」プロデューサー、最終回迎え感謝のコメント「エンディングの映像は、あたたかい愛おしい未来を願って作りました」

5月11日から放送が始まったNHK総合の土曜ドラマ「%(パーセント)」(土曜後10・0、全4回)。6月1日の放送で最終回を迎え、ドラマを企画した南野彩子プロデューサーが感謝のコメントを寄せた。

同ドラマはローカルテレビ局「Pテレ」を舞台に新人テレビプロデューサー・吉澤未来(伊藤万理華)が新しい時代のドラマを作るため、車椅子の高校生・宮島ハル(和合由依)に白羽の矢を立てる物語。南野プロデューサーのコメントは以下の通り。

土曜ドラマ「パーセント」ご覧いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

未来もハルも、「自分」が大事にされなくて悔しい思いをしたり、「相手」を大事にできなくて歯がゆい思いをしたり。胸の痛いシーンも多く描いたので、単純に「お楽しみいただけましたか?」と聞いてよいものか迷っています。それでも、本作が見ていただいた皆さまの心に何かを残せていたら、こんなにうれしいことはないなぁと思います。

年齢や性別、障害や病気の有無、社会的属性などで自分の存在価値を測られず、「私」であるからここにいる。「あなた」であるから一緒にいたい。そう実感できる物語を届けたくて、このドラマは生まれました。エンディングの映像は、それが当たり前になるような、あたたかい愛おしい未来を願って作りました。

このドラマの放送の少し前に、本作を一緒に作ってくれた大切な仲間である福角宣弘さんが亡くなられました。車いすユーザーのパフォーマーとして、障害のある人達が表現の世界で活躍するための道を切り開いてきた方です。

未来が第1回で喫茶店に訪れるシーンで、店主を演じていただきました。「目線の高さを合わせて相手と向き合うこと」の大切さを教えてくださいました。放送をお見せできなかったことが非常に残念ですが、「こんな未来になるといいよね」と話してくださったあの思いが、このドラマの中に残せていたらいいなと感じています。

出演者・スタッフともに、思いをこめて作りました。この一歩が、また次の素敵なドラマを生むきっかけになれば幸いです。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

南野彩子(「パーセント」プロデューサー)

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