黒柳徹子 自身が信じるテレビの可能性「平和を手助けすることができるかもしれないと思って」

 女優の黒柳徹子(90)が、10日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP」(後8・00)にゲスト出演し、テレビが現在置かれている状況について思いを語った。

 1953年にNHKのテレビ女優第1号として芸能界入り。テレビの歴史=黒柳の人生と言っても過言ではないほど、密接に関わってきた。

 それから時は流れ、最近ではYouTubeなどネット動画に押され、若い人の間ではテレビを見るどころか、家にテレビがないという人も現れ始めている。そんな現状について、黒柳は「はっきり言って残念だと思います。テレビで仕事をしているんですから」と本音を語った。

 テレビ放送には近年、厳しい縛りが設けられてきた。MCの中居正広は「すごく制約が厳しくなってきています。作る側が。これは言っちゃダメ、やっちゃダメ、それは教育に良くない…。それはテレビの魅力を窮屈にしているんじゃないかなって」とつぶやいた。

 すると黒柳は「そんなに窮屈にしなくても私はいいんじゃないかしらと思うけど。常識的な人間の持っている優しさがあれば、これは言っちゃいけないなんて決めなくたって」と、自身の見解を口にした。

 テレビ草創期のころ、米国のテレビディレクターから言われた言葉を、黒柳は今でも覚えているという。「アメリカから来たNBCのディレクターの人が、“テレビは永遠の平和をもたらすかもしれない”って言ったんです」。報道やバラエティー、教養を超えたテレビの役割と、その可能性に、感銘を受けたという。「それを聞いて、テレビをやっていると平和を手助けすることができるかもしれない。そう思って私はやってきたんです」。テレビで生きてきた誇りを口にした。

 ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマスの交戦、さらに台湾有事と、世界では現在も戦火やその火種がくすぶっている。黒柳は「一向にそうならないですけど、やっぱり今ちょっと危なっかしい世の中になっているじゃないですか?でも、ここを乗り越えて、みんなで楽しく生きていきましょうって言えればいいなって思います」と、シンプルな願いを口に。「何てのんきなんだとお思いかもしれないけど、でもそう思ってた方がいいじゃない?そう思わない?」と、スタジオ中に呼びかけていた。

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