現役議員を襲った“中学生”が過去、違法薬物疑惑で警察に出頭した俳優にコーヒーをかけていたことが判明した。
韓国メディア『連合ニュースTV』は1月31日、「(韓国与党)国民の力のペ・ヒョンジン議員を攻撃したA君が、景福宮(キョンボックン)落書き模倣犯に財布を投げた学生という事実を、私たちが単独で伝えた経緯がある。この学生は、麻薬投薬の疑いを受けているユ・アインにもコーヒーを撒いて瓶を投げたことが確認された」と報じた。
この報道によると、A君は昨年5月、ソウル麻浦(マポ)警察署から出てきたユ・アインにコーヒーをかけたという。当時、ユ・アインは麻薬投薬の疑いで拘束令状の実質審査を受け、麻浦署の留置場で待機中だった。
拘束令状が棄却されると、ユ・アインは「警察の調査に誠実に臨む」と話し、署を後にした。この時、A君がコーヒーをぶちまけ、驚いたユ・アインが後ろを振り返る姿が捉えられたことがある。
A君はこれだけにとどまらず、自身が映像のコーヒーをかけた者だとし、テレビ局に自ら電話をかけたりもしたという。A君はユ・アインと自身の顔、取材陣の姿などが収められた写真で活動を誇り、『連合ニュースTV』に写真があればほしいとも要請したしている。
A君はその後も景福宮落書き模倣犯の令状実質審査に現れ、財布を投げるなどの異常行動をし、25日にはペ議員を石で数回殴って検挙された。
なお警察は29日、A君宅の家宅捜索に続き、緊急入院したA君を保護入院に切り替え、在宅起訴の状態で調査を続けている。