青井アナは今年1月、上司に報告せずに親族企業から役員報酬を得ていたことから、昨年12月に兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたと一部メディアで報道されていた。その後、1月18日には『ニュースウオッチ9』を突如降板し、NHKを退局、フリーアナウンサーとなった。
会見で青井アナは「以前担当していた番組を降板してしまったことに加え、一連の報道で視聴者の方にご迷惑をおかけしたこと、この場を借りてお詫びしたいと思います」と謝罪。報道の事実関係については「まず、なかなかお話しする機会がなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」としたうえで「12月に上司から『報告の義務を怠った』と口頭で注意を受けました。その後、上司と話し合いながら、役員報酬を全額返納し、役員を退任しました」と話し、NHKとは「適切に対応しています」と説明。また、NHKの退局と今回の報道とは「関係はありません」とした。
退局の理由については「40代を過ぎたあたりから人生を考える機会があり、いろんなチャレンジをしたいという思いがあった。自分ができることはなんだろうと考える中で、フジテレビの方と出会ったときに、こういう形もあるかなと思った」と伝えた。続けて「NHKが決して嫌になったからではなくて、大好きですし、本当にお世話になった。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい」と語った。
4月1日から、新たに『Live News イット!』のメーンキャスターを務める。「民放での仕事は初めてとなります。このような機会があるとは、22年前の私には想像がつかず、ちょっと不思議な感じです。新たな人生をスタートさせるという気持ちで、身を引き締めたい。新人のような気持ちで、この4月から頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。
番組が大切にしたいテーマは“オンリーワン”。これまでの夕方のニュースにはなかった独自の切り口や、新コーナーを開発する。そしてスタジオの奥には取材センターを背負い、バーチャル技術でスタジオと取材センターを一体化するなど、これまで以上に“報道のリアル”をスケールアップした新スタジオで届ける。