この日、第26回参院選の投開票が10日に行われ、比例代表で立候補した辻元氏の当選が確実となった。スタジオの橋下徹氏から「大阪の選挙区から出てもらって勝負してほしかった。比例で出たら辻元さん当選しますよ。国会議員の身分をとりに行ったのではないかなって思って、残念だった」と言われた辻元氏は、「私も悩んで、いろんなことを考えたんです」と、しんみり切り出した。
昨年の衆院選で落選したことに触れ「私自身25年、初当選から経っているんですけど。落選という厳しい結果をいただいて、この後どういうふうに進んでいくのがいいのかなって考えまして」と告白。「やっぱり全国の様々なことをつなげていくような、特に参議院は一定期間の任期があるので、そこで力を発揮していくことを考えました」と語った。大阪が「ホームグランド」と強調した上で、「私の今後の政治家としてやっていけることが何かを考えた時に、全国という決断をした」とした。
ここで宮根が「辻元さんのお話を聞いていると、辻元さんの政治生命がまるで晩年を迎えたように僕ら聞こえるんですけど」と指摘。辻元氏は「いや、晩年って言うかね、私はね、晩年というか…」と返し、「私はこの前の厳しい結果を受けた時に、私はNGO、NPO出身の議員だったんですよ、その原点に戻って、新しいやり方を模索したいという気持ちでした」と話した。その後、表情を崩し「晩年って言わんといて!ちょっと、それはアカンで!!」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
その後、橋下氏が、辻元氏から食事に誘われないことをボヤくと、「呼んでくれたら行くよ!」とニッコリ。「私(の出番)もう終わるの」と口にし、「強い野党を作りたいっていうのは(橋下氏と)一緒ですよ。今強い野党を作らないと日本がかたよった方向にかたむきかけているから、そこは橋下さんと意見が一致していますからね」とメッセージを送った。