本作で“悪女バトル”を繰り広げることになる、玉野久美役の足立と、百合園凛子役の小沢は、今回初共演。足立は「小沢さんはものすごくフレンドリーな方で、撮影の合間も普通にお話しできたことがすごくありがたかったですし、本編では遠慮せずにガッチリぶつかり合うことができ、小沢さんから学ぶことがたくさんありました」。
小沢は「元気で明るい印象を持っていましたが、そのままのイメージで現場を盛り上げてくださった。激しく重いシーンが多かったのですが、足立さんのおかげでやりやすく、どの現場にもいてほしい方だと思いました」と、それぞれ語っている。
同ドラマは、とある田舎の村が有名監督による映画のロケ地に決まり、主役はその村で生まれ育った女優を抜てきするという名目で、謎の指導者・百合園凛子(小沢)がやってきたことから、村全体を巻き込んだ愛憎劇がぼっ発するストーリー。主人公の久美(足立)をはじめ、趣味程度で仲良くやっていた村の劇団「そよかぜ」の団員たちは、百合園に奮い立たされ、徐々にお互いをライバル視し、演劇の実力のみならず、狭い村での人間関係や女としてのプライドも絡んで、争うようになっていく。
全話を通して、劇団員たちが稽古場で芝居をしているシーンが多く、劇中劇が一つの見どころとなる。「役を演じている上で(劇中劇の)違う役を演じなければいけなかったり、話を重ねていくごとに(劇団員たちの)お芝居が変わっていくところだったり、見てて楽しいと思います」と足立。小沢は「ゴリラに育てられた女の子の役」を演じる場面があるそうで、「初めてのことだったので、でき上がりが楽しみです」と話している。
また、自分が“悪女”だと思うエピソードも披露。足立は「街中で手をつないで歩いているカップルの間をバッて割いて入りたいなと、常々思っている」と衝撃の告白。また、街中でファッションチェックを勝手にして、「あの人の、あの靴下は、正解なのかな?」とツッコミを入れてしまうことがあるそう。小沢は、2人の子どもたちに「1日1個」とお菓子をがまんさせているのに、自分はがまんできずにこっそり食べていることを打ち明けている。
本編の見どころについて足立は「いろんなタイプの悪女が出てきて、共感できる部分もあるし、それを悪女と言っていいのか、と考えさせられるところありますが、ポップに気楽に観てほしい」。小沢は「悪女役はたくさんやりましたが、新しい悪女が観られると思います」とアピールしている。