藤島ジュリー景子社長「知らなかったことを知ることになった。すごくショック」涙で慚愧の念【ジャニーズ会見】

 芸能界大手のジャニーズ事務所は7日、創業者の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題に対する今後の対応を説明するため東京都内で初の記者会見を開き、5日付で藤島ジュリー景子社長(57)の引責辞任と所属タレントの東山紀之(56)が新社長に就任したことを発表した。

 ジャニーズ事務所の社長として史上初となる会見に臨んだ藤島ジュリー景子前社長は、他の登壇者と同様にメガネをかけて登場し、まずは全員で深々と頭を下げた。

 緊張が漏れ伝わるように時折声を震わせながら「ジャニーズ事務所としても藤島ジュリー景子個人としても、ジャニー喜多川に性加害はあったと認識しています」とし、被害者やファンに謝罪の上、5日をもって代表取締役社長を引責辞任したことを明かした。

 ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が先月29日に開いた会見で、同チームが先立ってジャニー元社長の性加害を認定し、ジュリー前社長には辞任を求めていた。この勧告以前から、すでに辞意を固めており、8月上旬から水面下で後任選びを進めた。そしてバトンを託したのが幼なじみの東山だった。

 「外部の方も頭にあった。ただ、今回の問題を振り返って反省したときに、かつてのタレントと経営者に溝があったことも原因の1つと考えた」とし「最年長でうちに一番長くいてくれたこともある。最初に東山に相談したときに二足のわらじは難しいと思うので、その覚悟をもってくれないかとお願いした。それで一日考えて即答してくれた。芸能活動を引退してもらうのは大変な覚悟。その覚悟を持ってもらえる存在として、まず東山に打診させていただいた」と説明した。

 5月に謝罪動画を配信した際は「知らなかったでは済まされないが、知らなかった」と発言し、猛批判を浴びた。だが、再発防止特別チームによる調査報告を受け、事実認定するしかなくなった。

 「私も知らなかったことを知ることになった。私も、すごくショックを受けている。それは情けない話だが、そういう会話をしてこなかった。本当に情けない話です」と慚愧(ざんき)の念をにじませた。

 当面の間、代表取締役は辞任せず、被害者の救済や現在所属しているタレントの心のケア以外の業務には一切関わらないことを宣言。ファンに伝えたいことを問われた際は「変わらず応援してくださっているファンの皆さまには本当に感謝しかありません」と涙を流し、「みんな、そういうこと(性被害)があってスターになっているわけでなく努力して今の地位を勝ち取っている。その点は安心して応援してやってほしい。よろしくお願いします」と声を震わせた。

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