立憲民主党の蓮舫氏が22日、自身のツイッターに新規投稿し、安倍晋三元首相の国葬に対して「賛成する理由がない」と思いを示した。
蓮舫氏は、政府が安倍氏の国葬を閣議決定し、9月27日に日本武道館で実施されることも決まったというニュースを引用。「法律もなく、国葬の定義も選定方法もなく閣議決定。全額税金、総額も見積もりも未定。そして、日本武道館の理由も不明。」と国葬を行うことの根拠や詳細が決まっていないことに疑問を提示した。
安倍氏を銃撃した山上徹也容疑者は、母親が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」信者で多額の献金を繰り返し、生活が破綻。同団体に恨みがあり、関連団体のイベントに動画メッセージを送るなどしていた安倍氏をターゲットにしたとみられている。
蓮舫氏は「日本武道館会長の高村正彦前自民党副総裁は弁護士時に旧統一教会の訴訟代理人でした。会場が適正かどうかを誰が決めたのかも不明。」と旧統一教会も引き合いに出し、武道館を会場とすることも疑問視。最後は「賛成する理由がない」と武道館での国葬に反対する思いを示した。