男性支持抜群の人気筋肉YouTuberコンビ”まめたま”が語る筋トレとコンビ愛「鍛えるためでなく、自己肯定感を高めるため筋トレを発信しているんです」

まめたま

数多くいる筋肉YouTuberの中でいま、とりわけ注目をあつめているのが「まめたま」だ。

彼らは「まめ」と「たま」によるコンビ。YouTubeチャンネル「まめたまの筋トレ日記」を開設し、筋トレ、ダイエット、ライフスタイルなどにまつわる有益な情報を発信。イケメン&鍛え抜かれた見事なボディに加え、隣りのお兄さん的な親近感と視聴者に寄り添ったわかりやすい動画内容とで、男性会社員をメインに日々、その人気は高まるばかりなのだ。

そこで都内某所にある彼らの事務所を直撃。YouTubeチャンネルを開設したきっかけから、動画制作について、またちょっと気になる(?)彼らの関係についてを聞いてみた!

――昨年末に初単行本『おはよう、新しい朝、新しい僕、新しい筋肉。』を出版。目下、注目のお二人ですが、YouTubeチャンネル『まめたまの筋トレ日記』を始めて、今年で5年目だそうですね。

まめ そうです。始めた当初とは随分環境も変わりましたけどね。

たま 最初は二人とも会社員で、YouTubeは副業だったんですよ。趣味として楽しくやっていたのが、数字がついてきて、2年で一本でやるようになって。いまはYouTubeを集客媒体にして、そこから違うビジネスも展開しようとしています。

ーーそれは一体、どんな?

たま 大きくやろうとしているものは食事指導のコンテンツ。オンラインで半年間サポートしてダイエットを成功させる。要は講座みたいなもので、その準備をしているところです。

――なるほど。とはいえ、そもそもですが、筋肉系YouTuberって数は多いし、競争率も高そうですよね。

まめ そこはボクらは差別化していて、筋肉系YouTuberの方ってだいたいボディビルの大会とかに出るんですけど、ボクら出ないんですよ。なぜなら、世の中の多くの人は筋トレしても基本的に大会には出ないから。大会を目指すような方の筋トレYouTubeって一般の方には参考になるようで、ならないんです。

たま 自分たちが会社員だったから、会社員が筋トレできる時間が限られているのを知っている。決して鍛えるためではなく、あくまでボクらは自己肯定感を高めるためのひとつとして発信をしているんですよね。

――だからこそ広い層に届くし、動画の再生回数も伸びているということですね。そもそも、お二人の出会いは?

たま ともに早稲田大学の同級生なんですけど、当時大学で付き合っていたボクの彼女とまめが同じフラッシュモブのサークルだったんですよ。そこから仲良くなって毎月「飲みにいこうぜ」と。

まめ もっと言うと、最初の最初は授業の席が前後だったんですよね。そこで知り合って「けっこう気が合うな」という感じでした。

たま 一緒にダーツしたりビリヤードしたり、二人でアウトレットに買い物に行ったりよね。普通に友達として遊んでいました。

たま(左)とまめのおふたり。インタビュー中はカジュアルなTシャツ姿で。おふたりによれば、半分冗談、半分本気で「(いつも裸ではなく)Tシャツを着ることもあるんですね?」と言われるんだそう(笑)。
たま(左)とまめのおふたり。インタビュー中はカジュアルなTシャツ姿で。おふたりによれば、半分冗談、半分本気で「(いつも裸ではなく)Tシャツを着ることもあるんですね?」と言われるんだそう(笑)。

――ずっと仲がいいんですね。筋トレにたどり着いたのは?

まめ 二人ともモテたかったのと(笑)、就活が終わってヒマだったから、大学のジムで筋トレするようになったんです。それが面白くなっていろいろ自分たちで筋トレのこと、栄養学のことを調べていきました。

たま 筋トレって友だちと一緒だと楽しいし追い込める。負けず嫌いの二人がお互い頑張る感じでしたね。

――そんな二人の友達関係が就職後も続いていくと。

まめ はい。ボクは社会人1年目からいろんな副業をやっていたんですけど、どれもうまくいかなくて。2018年頃、YouTubeが盛り上がっているタイミングで「自分もやってみたいな」と思って。そこでたまに声をかけました。

たま ボクもYouTube大好き人間だったので、面白そうだなって。あとちょうどその頃、彼女と別れたんです。ヒマになったし、彼女を忘れたい気持ちもあり、まめの誘いにのりました。

ーー2019年にスタートして冒頭の通り、2年後には副業から本業へ。でも思い切りましたよね。

たま そうですね。それこそ「お金のため、会社員という安定にしがみつく自分はダセぇぞ」と肚を括ったんですけど(笑)、最初はお金がなくて大変でしたよ。まめとルームシェアもしていたし。

まめ ボクも貯金が尽きて。ちょうどスポンサーがつき、再生数も伸びたので助かりましたけど、キャッシングして、ウーバーイーツのバイトをやろうかと本気で考えていましたよ。

ーー中でも当たった動画は?

たま 宅トレは1280万再生いきました。これは筋トレYouTuberの中でもトップの再生数かなと。あと「鶏胸肉レシピ7選」もミリオンいったかな。世の中のパサパサなイメージのある鶏胸肉がじつはおいしくできて、食べながら簡単に痩せることができるよと。バズったので、街中で「鶏胸肉の人ですね」と言われました(笑)。

――逆に、失敗した動画もあるんですか?

まめ めっちゃありますよ! ボクら今800本ぐらいアップしてるんですけど、200本ぐらいは消してるんで。

たま たとえば腹筋動画は10本ぐらいあったので、一本に集約するため削りましたし、シンプルに質が低いものも消しました。

まめ 結果的に自分たちが見てほしい層以外にもリーチしちゃってる動画もですね。たとえば街頭で女のコに声をかけるナンパ系の動画を上げたら数字は伸びる可能性もあるんですけど、一方で筋トレに興味がある人が見てくれなくなるというか。それってボクたちのチャンネルの質が壊れちゃうんですよね。

――「筋トレに興味がある人がターゲット」という芯はブラさないようにしたいということですか。

たま はい。コアの部分は大事にしたいんです。ボクらは案件をやらないんです。いまプロテインとかサプリとかスポンサーが3社ついているんですけど、すべてボクたちが本当にいいなと思ったものだけを紹介していて。おかげで売上もほかの筋トレYouTuberと比べてかなりトップです。

――動画がバズるコツってあるんですか?

たま ”自分視点”じゃなく、”相手視点”ですね。有益な情報を見やすいように編集して誰でもわかりやすい表現を使う。結局見てもらうのは相手なので。

まめ 筋トレYouTubeをクリックしている時点で、じつはエンタメは求めてないんです。そこに気づいたのが、昨年。それまでは「〇〇に訪問」とかやって(笑)、結果、伸びない動画は多かったんで。

――ちなみに今のメインの視聴者層は?

まめ 25〜34歳以降の男性です。男性が9割なんですよ。

――ちょっと意外ですね。女性ファンが多そうですけど、男性支持が圧倒的なんですね。

まめ そうなんですよ。イベントのお客さんもほぼ男性です(苦笑)。

たま モテたくて筋トレ始めたのにね(苦笑)。

――視聴者からの声はどんなものが多いんですか?

たま 一番多いのは、どれくらいで腹筋が割れますか? 初心者向けの内容だから読み通りだなと思う反面、もう少しボクらの動画を見て勉強して欲しいなという残念な気持ちもあり(苦笑)。

まめ ものすごく多いよね。

ーーいや、じつは今日まさにそれを伺おうと思って(笑)。最短でカッコいい身体になるにはどうしたらいいでしょう? なんて……すみません。

まめ まずは食事改善ですかね。ボクらが食事指導する生徒さんは運動してない方が多いんです。でも、ちゃんと痩せてる。なのでそこを正すだけでも全然変わりますよ。もともとの体重にもよるけど、80キロであれば、一ヶ月で7〜8キロ減は可能です。

――すごい! 筋トレも必要ですよね。食事との割合は?

たま 痩せるだけなら食事9:筋トレ1、いや食事10でもいいぐらいです。食事改善と筋トレを両立するのが理想ですけど、会社員やりながら両方に時間を費やすのは大変ですから。まずは一旦痩せて、「もっとメリハリある身体になりたい」と思えば、筋トレに移行すればいいと思います。

――確かに、段階を踏むのは実践しやすそう。そういうことを提唱されているお二人だから支持が集まるんでしょうね。それにしても動画を見て思いますけど、お二人はすごく仲がいいですよね。昔からよく遊んだと言っていましたけど、男性のYouTuberコンビで一番じゃないですか?

たま 学生の頃から「付き合っているんじゃない?」と言われていましたね(笑)。

まめ いまでもSNSでやたらそう言われます。そんなことはないんですけどね(苦笑)。

ーーケンカなんてするんですか?

たま しますよ。ボクはコツコツやるのが苦手だけど、まめはむしろ好きなタイプ。お互いの長所を生かし、主にボクが企画担当で、まめが編集担当なんですけど、見せ方などで揉めることもよくあるし。まぁ声を荒げたりはしないけど。

まめたま

ーーそれこそ”まめたま”解散の危機はありました?

まめ それはないですね。ビジネスパートナーである以前に親友なので。お互い、ふたりの関係を大事にしていますよ。月に一度は旅行に行きますし、年に2度海外にも行きます。

たま 今月も温泉に行きます。でも予約した部屋には、なぜか室内露天風呂がついていますけど(苦笑)。

ーーそんな頻繁に旅行へ! 動画を見てお二人みたいな相棒が欲しいと羨ましがる人は多い気がしますね。ちなみにお二人は自分たちの関係をどう捉えているんですか?

まめ 家族以上に家族です。

たま おぉ! っぽいことを言ってる(笑)。ボクも同感ですね。プライベートが充実しているのも、いまの仕事が順調なのもまめと一緒だからだと思います。

まめ ボク、大学を二浪していて、精神的にキツくなった時、クリニックで診てもらったんです。そこで先生に「二浪したからこそ、出会える人がいるはずだから頑張れ」って励まされたです。本当にそうなりました(笑)。

ーーいやー本当に奇跡的な関係です。最後にお二人の最終目標は?

たま 一棟ビルを建てることです。7階建てぐらいのビルで、1階がジム、2階が食堂、3階がアパレルショップ、4階が美容サロン……みたいな。このビルの上から下まで行って出てきたらカッコよくなってるみたいな(笑)。

ーーそれはすごい!

たま ボクらは他の筋肉YouTuberと違って美容やファッションにも力を入れていますし、結局、筋トレも含め目指すのは自分磨きなんです。それらすべてをひとつにできればいいなって。

まめ 動画のコンセプトも「昨日よりかっこいい自分へ!」ですからね。いまって自己肯定感が低い人が多いと思うんです。だからこそ、そういう人たちがかっこよくなって、自分に自信が持てるような有益な情報をもっともっと発信していきたいですね。

まめたま

まめたま
筋トレコンビYouTuberとして登録者数50万人超えの『まめたまの筋トレ日記』を運営。早稲田大学卒業後、3年間の会社員生活を経て二人で起業。筋トレ、ダイエット、ライフスタイルなどを通し「昨日よりかっこいい自分へ!」と言うコンセプトで日々発信を続けている。2023年11月には初の著書『おはよう、新しい朝、新しい僕、新しい筋肉。』が出版された。
公式X【@mametamacho】

取材・文/松下ミワ 撮影/荻原大志

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