俳優滝藤賢一(45)前田亜季(36)が28日、都内で、BS松竹東急ドラマ「家電侍」(4月2日スタート、土曜深夜11時)の記者会見に出席した。
同作は江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人の元に、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになる時代劇。
主役の貧乏侍を演じる滝藤は「俳優人生で最も過酷だった」と撮影を振り返った。撮影は1月に、極寒の中、行ったといい「13話を21日間で撮ったのは衝撃。普通できない。すごく小さなチームで、人数がとても少ないチームで、若手ではとても出来ない。ベテラン(スタッフ)をそろえていた。食べられるだけでありがたいんですけど、おにぎりとか凍っていました。照明部も1人だったしね。なかなかない現場でしたね。やってもやっても終わらない。撮っても撮っても終わらない。永遠に出ずっぱりだったので。1日か2日東京に戻る日あったんですけど、(現場に)戻るのやめようかというくらいきつかった」と明かした。
作品については「プロデューサーとかと話していたんですけど、『まさかの毎回泣けます』って言われました。プロデューサーが意外な出来ってすごいですよね」と笑いを交えてアピール。さらに「とても自信を持って見ていただけると思いますし、シーズン2、3とやって、ますます盛り上げていければうれしい」と意欲をみせた。
滝藤の妻役を演じる前田は「とっても攻めている作品ですので、若い方にも普段時代劇みているかたにも、幅広い年齢の方にみてもらいたい」と呼び掛けた。
BS松竹東急は26日に開局した。