フジテレビの選挙特番「Live選挙サンデー」にゲスト出演した元大阪府知事の橋下徹氏(53)がれいわ新選組の山本太郎代表(47)と舌戦を展開した。
れいわの開票センターとの中継で、橋下氏は「(れいわが)一部熱烈な支持者から支持されたのは感じるが、多くに支持されないと総理とか政権にたどりつかない。10年後くらいに支持が広がると確信しているのか?」と山本氏に冒頭から直球を投げ込んだ。
これに山本氏は「単独で取ることを考えなくてもいい。中規模な政党を目指すのが重要。まずは2ケタ。そこに乗せていきたい」と回答した。橋下氏は積極財政を訴えるれいわの政策に「国債発行に上限はあるのか?」と問いただした後、こう斬り込んだ。
「大阪市長の時、東日本大震災のがれき処理を引き受けようとした時、山本さんが大阪に運べば、子どもたちが大変になると大騒ぎで反対された。数字を根拠に処理したが、10年たって、その後調べましたか?」「医師会の方からはなにもない。震災がれき一つとっても10年後のことを読めない山本さんに日本の10年後を託すことはできない」とバッサリと切って捨てた。
これに山本氏は猛反論するもセシウムの判定方法などを巡って、話はかみ合うことなく、時間切れ。メインキャスターの宮根誠司氏が「改めて場を設けたい」と収めた。
放送後、山本氏は「さすがですね。汚い手を使いますね。懲りずに」と怒り心頭。昨年の衆院選の選挙特番でも橋下氏は山本氏に「詐欺師的手法」と一方的に批判し、山本氏が激怒していた経緯があった。