本作は、アメリカの伝説のプロボクサーで、元世界3団体ヘビー級統一王者のマイク・タイソンの、最強&栄光からの陥落、暴行事件、ドラッグなど、波乱に満ちた人生を描く、全8話の伝記的ダーク・コメディシリーズ。
スポーツ文化において最も異彩を放つプロボクサーとして、世界的スターになった栄光と王座陥落、そして、そこから這い上がってきた浮き沈みの激しいキャリア やプライベートの事件や出来事に迫る。タイソンの視点から物語を伝えることで、彼が生きてきた当時のアメリカの階級社会やマスコミの影響力、女性差別、そしてアメリカン・ドリーム とは一体何かについて考えさせられる内容となっている。
主役のマイク・タイソン役には、アカデミー賞作品賞を含む3部門を受賞した名作『ムーンライト』で主演を務めたトレヴァンテ・ローズが抜てきされた。本人と見間違えるほどそっくりのビジュアルで熱演している。
また、タイソンをスーパースターにした敏腕プロモーター、ドン・キング役に『GRIM/グリム』のラッセル・ホーンズビー。ほかハーヴェイ・カイテル(『レザボア・ドッグス』)や、ローラ・ハリアー(『スパイダーマン:ホームカミング』)などが脇を固める。
監督は、『ミリオンダラー・アーム』、『ザ・ブリザード』、そして『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』と、実話の映画化では特に定評のあるクレイグ・ギレスピーが務め、脚本・製作総指揮を『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』の脚本家スティーブン・ロジャースが担当している。
そして、製作総指揮にはロングラン人気医療ドラマでディズニープラスでも配信中の『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『リベンジ』のプロデューサーでも知られているカリン・ギストや、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』や「ハンガー・ゲーム」シリーズも製作したブライアン・ウンケレス、そして同じく『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で主演女優兼プロデューサーだったマーゴット・ロビーが名を連ねている。