日本テレビ「午前0時の森」生放送を当面見送り、パイロット版で出演者が不適切発言 社長「深く反省」

 日本テレビは28日、4月11日スタートの新バラエティー番組「午前0時の森」(毎週月・火曜午後11時59分)について、当初予定していた生放送を当面見送り、放送直前に収録した内容を放送する方針を明らかにした。

 同番組をめぐっては本放送に先立ち21日に生放送したパイロット版で、出演者がアフリカ地域に住む民族の差別表現を使ったほか、女性の容姿にも不適切な発言を繰り返した。同局は放送後に番組HPで謝罪した。

 定例会見に出席した同局の杉山美邦社長は「深く反省している」とあらためて謝罪。福田博之常務・編成担当は「生放送に対する準備が不足していた。企画のチェックも足りていなかった」と説明。同局は昨年3月にも朝の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族を傷つける差別表現を放送して批判を浴びた経緯もあり、福田常務は「まだ学びが足りていなかった」と番組スタッフの研修や番組のチェック強化に注力する方針を示した。

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