アイドルグループ「日向坂46」の潮紗理菜(24)、丹生明里(21)、上村ひなの(18)、竹中優介監督が8日、都内で行われた日向坂46ドキュメンタリー映画「希望と絶望」の初日舞台あいさつに登壇した。
本作はグループのドキュメンタリー映画第2弾。2019年の初となる東京ドーム公演の開催発表から、コロナ禍による2度の延期を乗り越え、開催に至るまでの苦難の2年間を追っている。
劇中では、メンバーがインタビューに答えるシーンもあり、潮は「私たちメンバー同士でも普段話さないような個人個人が心の中で思ってた思いとか、この映画を通じて知れた。初めてメンバーの心の中をのぞけて、いろんな気持ちになったりしてよかったなと思います」と告白。丹生は「真面目なことを言っているのをメンバーに聞かれるのは、ちょっと恥ずかしかったけど、気持ちが伝わってたらいいな」とはにかんだ。
上村は「メンバー22人もいれば思ってることも一人ひとり違う。私もこの時、こう思ってたなというもあれば、この時は私、何も考えてなかったなというのもあって」と明かすと、潮は「考えてなかったの!?」と笑顔でツッコんだ。
有観客で3月末には初の東京ドーム公演を行ったが、コロナ禍で無観客ライブが長く続いた。
丹生は「配信ライブにみんな苦戦したりして。あの時、あんな気持ちだったなと思い出せた」としみじみ。コロナ禍で握手会の代わりに開催されているオンライン上でのファンとの個別トーク会「ミーグリ」について、「全国各地の人とお話できるメリットもあったんですけど、電波上の会話なのでタイムラグが起きてしまったり。今は慣れてきたけど、当時は苦戦したな」と振り返った。
上村は、昨年3月に有観客で行われたデビュー2周年記念ライブ(ひな誕祭)の思い出を回顧。「『ドレミソラシド』を披露した時に自然と涙がポロポロこぼれてきちゃって、めちゃくちゃ感動しましたよね。ぜひ映画でも注目して見てほしい」と呼びかけると、潮は「私たちも泣くとは思わなかった。ファンの皆さんとお会いできなくなってからの空白の期間が全部詰まっているから、この映画を見たらその期間の心の隙間も埋まるんじゃないかな」と話した。
また、潮は劇中で自身だけがマスクを反対に着けていたシーンがあったという。
「私はいろいろあって完成した映画を1人で見たんですけど、誰にもバレてないと思ってたら、まさかのメンバーに気づかれて総イジりされていて、恥ずかしい気持ちになりました…」と赤面した。