強制わいせつ容疑で裁判中の『イカゲーム』俳優(79)、撮影終えた映画から降板…本人は無罪主張

強制わいせつ容疑で裁判中の『イカゲーム』俳優(79)、撮影終えた映画から降板…本人は無罪主張

強制わいせつ容疑で裁判中の『イカゲーム』俳優(79)、撮影終えた映画から降板…本人は無罪主張

(スポーツソウル日本版)

強制わいせつの容疑で裁判にかけられている『イカゲーム』俳優オ・ヨンス(79)が、映画から降板する。

2月5日、配給会社のロッテエンターテインメント側は「映画『大家族』(原題)に出演予定だったオ・ヨンスが降板する。その役はイ・スンジェが代替する」と明らかにした。

映画『大家族』は、『弁護人』や『鋼鉄の雨』で知られるヤン・ウソク監督の作品で、俳優のキム・ユンソクやイ・スンギが出演する。今年公開予定の期待作で、撮影自体は終わったと知られている。

しかしオ・ヨンスが降板することが決まったことで、大幅な編集が必要と見られる。

無罪を主張するオ・ヨンス

先立ってオ・ヨンスは2017年、女性に不適切な身体接触を行った容疑で2021年末に告訴された。警察は不送致の決定を下した。しかし女性が異議申請を行い、オ・ヨンスの容疑が再び捜査されると、検察は2022年11月に彼を起訴した。

2月2日、水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)支部で開かれたオ・ヨンスの結審公判で、検察は懲役1年を求刑。「被告人は2017年当時、被害者などがいる酒席で“お前たちを女として見ている”と発言した。若者に対する渇望を歪めて表現し、被害者に謝罪メッセージを送りながらも“娘みたいだから”として責任を回避するなど、被害者に挫折感を感じさせた」とし、「捜査・裁判の過程で反省していない被告人に厳罰を下してほしい」と要請した。

オ・ヨンス側は「被害者の陳述と、それに派生した証拠以外には、この事件に符合する証拠は非常に不足している」と述べ、「醜行場所、条件、時刻などに照らしてみると、被告人が犯行を行えたのか疑問も生じる」と無罪を主張した。

1944年生まれのオ・ヨンスは、1968年にデビュー。2021年9月に公開されたNetflixオリジナル『イカゲーム』に、「001番の老人」オ・イルナム役で出演した。『イカゲーム』がNetflixの空前のヒット作になると、オ・ヨンスも全世界的な関心を受けた。

彼は韓国国内ではドラマの台詞から「カンブおじいさん」と呼ばれたりもした。2022年1月の米ゴールデングローブ授賞式では、韓国俳優として初めてテレビ部門の助演男優賞を受賞する快挙も成し遂げた。

なおオ・ヨンスの判決は2月15日に下される予定だ。

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