川栄李奈“澪”が、高杉真宙“大河”を尾行…不測の事態が待ち受ける<となりのナースエイド>

川栄李奈が主演の水曜ドラマ「となりのナースエイド」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)の第4話の放送が終わり、第5話の予告で大河(高杉真宙)の怪しい一面が明らかとなった。

■第4話の放送では…

「桜庭さん、竜崎大河とどういう関係なの?」。澪(川栄)は玲香(瀧本美織)に呼び出され、大河(高杉)との関係を問い詰められる。澪は知らないが、病院内では、玲香が大河にベタボレなことはもはや常識だ。なんでも、大河に派手にフラれたショックでアメリカに行ったらしい。「全然、そういう関係じゃないです」と澪がキッパリ否定すると、玲香はそれ以上はツッコまず話を本題に移す。「あなたのことなんて、調べようと思えば簡単に調べられるの」。玲香は、澪が優秀な外科医だったことを知っていた。そして、PTSDであることも…。

玲香は澪のPTSDがまだ完治していないことを確認すると、父の火神(古田新太)に疑問をぶつける。「あの子もオームス適応の候補者として考えているの? 大河くんでもまだ適応できるか難しいのに…」。すると火神は「オームスは私の夢だ、少しでも可能性のある人間は全て候補者として考えている」。玲香が反論し、「私は認めない。彼女が適応できるとは思えない」。火神が水面下で進めている「オームス」とは一体何なのか。

その夜、澪は、レンタル倉庫に保管していた唯のノートPCを橘に見せる。「お姉ちゃんは原稿や取材のメモを全てこれに書き込んでいました」。先日、澪の部屋に忍び込んだ人間は、澪のノートPCを盗んでいった。しかし本当は、この唯のノートPCが狙いだったのではないか。もしかしたらこの中に辰巳に関する重要な情報が入っているのでは。澪は、唯のノートPCを橘に託す。

■大河の意外な姿が発覚する

翌日、澪は病院で大河を見つけ、最近ちっとも寮に帰ってこない理由を聞いてみる。「毎晩、何やってるんですか?」。しかし、大河は全然教えてくれない。唯のことを相談しようとすると、玲香の邪魔が入る。なんだか複雑な気分の澪。そんな澪の知らないところで、玲香は、オームス適応の候補者にされている澪に関して、大河に相談していた。「私、不安なの、優秀な外科医の未来が失われるんじゃないかって」。

その日の帰り、澪は大河の車で寮まで送ってもらうことになり、ようやく2人きりに。唯の死に他殺の可能性があることを説明する澪は「どうしたらいいか分からない…」と頭が混乱していることを打ち明ける。すると大河は、「頭がぐちゃぐちゃした時、頭をすっきりさせる方法だけは知ってる。今から連れて行ってやるよ」と車を走らせる。しばらくして着いた場所は、大河の推しが出演しているライブハウスだった。推しのライブで汗びっしょりになるまで踊り狂う大河の意外な姿…。

散々踊った後でおなかが空いた2人は、そのまま近くのレストランへ。そこで澪は、以前から大河に聞いてみたかったことを尋ねる。「大河先生は外科医として何を目指してるんですか?」。大河は言う「俺の夢は火神教授と同じ、シムネスの完治だ」。とはいえ、シムネスは治療不可能な魔病。体中の腫瘍を取ってもまた新たな腫瘍が生まれる。

あの「火神細胞」をもってしてもダメだった。「火神細胞」とは火神が生み出した、がん治療用の特殊な細胞。それをがん患者に投与すると、腫瘍細胞を次々に攻撃して破壊してくれる。しかも副作用がほとんどない。今の火神の名声があるのは、この「火神細胞」があるからに他ならない。だが、そんな画期的な「火神細胞」も、シムネスには通用しなかったのだ。

それでも、火神はシムネスを駆除するための新たな治療法を開発しようとしている。その力になりたいと言う大河。「不治の病なんてあってはならない!俺は自分の体を犠牲にしようが、必ず…」と語気を強める大河は「おまえも協力しろ」と澪に迫る。「外科医に戻るんだ。お前の姉もおそらく、そうなることを望んでいたはず」と。

■店で突然倒れた客に、澪が力を貸す

その時、店内の男性客が突然倒れる。大河と澪はすぐに男性の元に駆け寄ると、男性はピーナッツアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こしたようで、脈が微弱になり、血圧も低下、さらに気道もふさがってしまった。今すぐ処置をしないと窒息死してしまう。大河は車に積んでいた医療道具を澪に持ってこさせ、「俺が気管切開して呼吸できるようにする。おまえはアドレナリンを打って、患者の血圧を上げろ!」。言われるがままエピペンを持つ澪。

しかしその手が震えて打つことができない。次第に眩暈がして…呼吸が乱れる…。それでも、大河は澪を信じて叫ぶ「おまえの姉を殺したのは、おまえじゃない!おまえの姉はおまえの幸せを祈っていた!トラウマを背負う必要はない!おまえならできる!おまえがこの患者を助けるんだ」。大河の懸命の声が、澪の震えを止めた。「アドレナリン、筋注しました!」。

男性は一命を取り留め、救急車で病院へ搬送された。唯が死んで以来、初めて注射を打ち、一瞬だけだがPTSDを克服した澪に「それで十分だ」と、大河。「病気ってのは少しずつ治していくものだ」。

■PCのパスワードが判明する

澪の部屋に橘(上杉柊平)がやって来る。預かっていた唯(成海璃子)のPCに鍵のかかったフォルダがあり、そのパスワードがどうしても分からないと言う橘は「俺は本当に唯のこと何も分かってねーな」と肩を落とす。実は橘は、唯の病気が発覚した後、指輪を渡してプロポーズしたが断られていた。その時に唯から言われた「私のことを何も分かってない…」という言葉が、今でも橘の頭を離れないのだ。

しかし、プロポーズの話を初めて聞いた澪は、“指輪”にピンとくる。それってもしかして…澪は部屋に飾ってあるリングネックレスを手に取る。それを見た橘は「俺が渡した指輪…」。唯は生前、この指輪を肌身離さず身に着けていた。「橘さんがプロポーズしたその日はいつですか?…お姉ちゃんにとって、その日はかけがえのない日だったはずです」…澪に言われ、橘はその日付をパスワードに入力。するとフォルダが開いた。

たまらず目頭を押さえる橘…。命が尽きるその瞬間まで、唯は橘のことを愛していたのだった。ようやく開いたフォルダの中には、やはり「辰巳浩二資料」と書かれたファイルがあった。ファイルには、とある住所が記載されていたが、ネットで調べたところ、かなり山奥のようだ。ここに一体何が…?

気になって仕方がない澪は、橘が止めるのも聞かず1人でその場所へ向かう。するとそこには、一軒の屋敷が立っていた。澪は意を決して屋敷に入ろうとする…と、1台の車がやってくる。見覚えのある車…そのドアが開き、降りてきたのは、大河だった。

■第5話の見どころ

姉の死の真相が知りたい澪は、姉を殺した可能性の高い男・辰巳(やべきょうすけ)のアジトとおぼしき屋敷の前で大河を目撃する。刑事の橘の調べでは、屋敷は辰巳のものではないらしいが、辰巳とつながりのある場所だということは間違いない。果たして大河と辰巳の関係は…?

一方その頃、火神の耳にも大河に関する悪いウワサが届いていた…。そんなことは全く知らないナースエイド室では、夏芽(吉住)が相馬(矢本悠馬)に「コクっちゃいなよ」と澪への告白をけしかけ、晴美(水野美紀)は最近帰りが遅い大学生の息子のことで頭がいっぱい。そんな中、辰巳と大河の関係が気になる澪は、朝早くから車で出掛けていく大河をこっそり尾行するが、たどり着いたのは意外な場所だった。

■辰巳浩二役・やべきょうすけのコメント

この度「となりのナースエイド」にご縁をいただき出演させていただけることを嬉しく思っております。主演の川栄ちゃんとは何年ぶりの共演でしょうか… 久しぶりにお会いした撮影現場で相変わらず優しいステキな笑顔で迎え入れてくれて、とても嬉しかったです。年齢とキャリアを重ねてますます魅力的な女優さんになられてますね。初めまして、お久しぶりのスタッフの方々、キャストの皆さんといる撮影現場は、とても心地良いものでした!

■患者役・ジャンボたかおのコメント

芸人として少しの出番なんとか爪痕を残そう、川栄さんのあふるる演技力に必死に食らいつこう。そんな事ばかり考えていました。しかしフタを開けてみれば、川栄さんと対峙していると自然と台詞や表情が引き出されていきました。川栄さんのお陰で私の演技力は2倍、3倍、いや10倍にも引き出されていきました。今回、川栄さんのおかげでわたくしは、役者として大きく成長することができました。ありがとうございました。

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