宝塚歌劇団は11日、公式ホームページを更新し、宙組所属の25歳の現役タカラジェンヌが9月に自宅マンションから転落死した問題について、「昨夜、外部弁護士による調査チームより、調査報告書を受領いたしました」とし、続けて「今後の改革の方針とあわせて、近日中にお知らせいたします」とファンに報告した。
宙組生の死去については遺族の代理人が10日に都内で会見し、長時間労働や上級生のパワハラが原因で死に至ったとして、歌劇団に対して補償、謝罪を求める会見を行ったばかり。その日夜になって、宙組メンバーや関係者にヒアリングなどを依頼していた外部弁護士チームからの報告書が届いたという。
ホームページでは、宙組生の死去について「大変重く受けとめており、誠実に対応してまいる所存です」とし、「各組・スタッフ等との話し合いを通じて出てきた課題に対して真摯(しんし)に向き合い、変えていくべきものについては、全力で改革に取り組んでまいります」と、これまでの体制の是正にも言及した。