女性コンビで初めてM―1決勝進出 元アジアン馬場園梓は解散後も怒涛のように活動し続ける!

“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、女性コンビとしてM―1で初めて決勝進出し、解散した後も精力的に活動している実績十分のピン芸人を紹介する――。

 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」は2001年にスタート。11〜14年はお休みしていたが、15年から復活し、これまで19回開催されてきました。その中で最も早く決勝に進出したのは誰でしょう? それが今回紹介する馬場園梓さんが、かつてコンビを組んでいたアジアンです。

 アジアンは05年に決勝進出しましたが、その後も決勝に行った女性コンビは非常に少ない。06年の変ホ長調、07、09年のハリセンボン、22年のヨネダ2000と、M―1の長い歴史でわずか4組しかいません。

「初めてM―1ファイナリストとなった女性コンビ」という栄誉にふさわしく、アジアンはとても面白い漫才師でした。女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」でも17年に決勝進出されています。しかし残念ながら21年に解散。その後、ネタ作りを担当していたボケの馬場園梓さんはピン芸人として活動を始めました。

【プロフィル】
 芸名‥馬場園梓(本名)
 生年月日‥1981年3月1日
 養成所‥NSC大阪20期生(1997年10月入学)
 同期‥麒麟、林健(ギャロップ)

 馬場園さんは16歳という若さでNSCに入学。「吉本べっぴんランキング」で11年から3年連続1位に輝き、殿堂入りとなっています。漫才が面白く、それがかわいくも見えるという形が女芸人の理想の形だと思いますが、馬場園さんはそれができている芸人さんです。

 20年8月からは中山功太さんと「馬場園・功太のゴキゲンにっこりチャンネル」というユーチューブチャンネルを開始し、1時間半〜2時間半ぐらいのトークを月1回、生配信されている。この2人はお互い不満の抱え方が似ていて、「カップルユーチューバーが別れたら動画で謝っているのは誰に向けて謝っているの?」などと盛り上がっています。

 養成所に入る年齢が早かったことからも分かるようにフットワークが軽く、23年3月には初めて単独ライブを開催されました。「腹をくくっていずれはNGK(なんばグランド花月)で単独ライブをやりたい」という目標に向けて本腰を入れているようです。

 さらに同年9月には2回目の単独ライブを開催し、その年に開催された「THE W」では準決勝進出。馬場園さんからすると、決勝に進めなかったことに不満を持っているとは思いますが、これだけ実績がある方がピンになっても怒涛のように活動されているのは本当にすごいことです。

 また馬場園さんは、まだコンビを組んでいた15年、「R―1ぐらんぷり」で決勝まで勝ち進んだこともある。これは当時の相方・隅田美保さんが「彼氏はいないが婚活に集中したい」と申し出があり、「私が1人で頑張れば彼女も婚活により集中できる」という思いがあって出場されたので、“相方愛”も乗っかっていた中の決勝進出でした。

 当時はピンネタに挑戦するのは初めてだったので、「どれだけの才能があるんだ」と驚かされた覚えがあります。ピンネタは漫談、コント問わずなんでも取り組んでいる。昨年の「THE W」準決勝では、漫談でもコントでもないような新しい表現のネタをされていました。

 新たな表現に挑戦しつつ、妥協なく自分の笑いを追求し続ける馬場園さんの今後が気になって仕方ありません。現在、予選が開催されている「R―1グランプリ2024」でも現在、準々決勝まで勝ち進んでいます。

 ただ漫才師として一流だっただけに、また漫才を見てみたいという気持ちもある。そこで本人に聞いてみると「漫才はやっぱり楽しいですね」とのこと。ただ「また一から組み直すって言うのはね…」と、新たにコンビを結成するほどの気持ちはないようですが、ユニットでやるのは前向きだそうです。

 ピンネタもとても面白いですが、ユニットでもいいから漫才も見てみたいと思います。

 ☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。

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