テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」が8日、安倍晋三元総理大臣が奈良市内で街頭演説中に銃撃を受けて心肺停止の状態になっていることを伝え、MCの大下容子アナウンサーが怒りをにじませてコメントした。
大下アナは刻々と入ってくる事件の状況を伝えながら「非常にもう暴力的な…。プーチン大統領も暴力的な仕業で、世界的に何かもう暴力で有無を言わせずというような恐ろしい仕業のような事件が出てきて恐ろしいなと改めて思います」と自身の思いを吐露。
リモート出演した脳科学者・中野信子氏も「こんなことが日本で起きていいんだろうかと」と絶句。言論に気に入らないことがあれば言論で戦うのが先進国における基本的な合意だとし、今回の行為はそういうことを踏みにじる行為だと厳しく指摘。「自分で自分の首を絞めることになってしまうと思うんですね。言論の自由を、これは自分で失う方向に向かわせてしまう行動だと思うんです。私たちはこういうことを許してはならないと思います」と断罪した。
大下アナも「ホントそうですね。もう、みんなが監視し合うような、そういうふうに」とうなずき、元NHK解説委員でジャーナリストの柳沢秀夫氏も「ますます厳しい世知辛い、何となくギスギスした社会になってしまいますよね」と話し、そろって言論の自由を否定するものだと危機感をつのらせた。