映画「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」などで知られる映画監督・園子温氏が1月31日、自身の制作会社・シオンプロダクションの公式サイトを更新し、2022年に自身の性加害疑惑を報じた一部週刊誌などに対して損害賠償などを求めた訴訟について「和解により解決いたしました」と報告した。
サイトでは「関係者及びファンの皆様」と題した文書をアップし、「私に関する2022年4月5日発売号の週刊女性の記事、翌週4月12日発売号の同記事、及び週刊女性PRIMEにおける左記と同一の内容のインターネット記事について、事実と異なる点が多々あり私の名誉を棄損したとして、週刊女性の発行元である主婦と生活社及び同誌編集長らを被告として、訴訟を提起しておりましたが、令和5年12月27日、被告がこの2つのインターネット上の記事を全文削除することを受け入れたことから、裁判上の和解により解決いたしましたのでご報告いたします」とコメント。
「この和解に従い、すでにこの2つのインターネット上の記事は全文削除されております。皆様には、大変ご心配をおかけいたしましたが、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」とつづり、自筆の署名を添えた。
園氏は22年4月、複数の女優に対し、自身が監督する作品への出演を条件に性的関係を迫ったと報じられ、公式サイトで「記事については事実と異なる点が多く、自分自身以外への関係者にも多くのご迷惑がかかっていることを考慮し、代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る所存です」とコメント。同5月に同誌編集長らに対する損害賠償と謝罪広告、ネット記事の削除を求めて提訴していた。