凰稀かなめ、水の江瀧子さんのスター人生をミュージカルで熱演 演出に少年隊・植草克秀迎え来年3月上演

元宝塚トップスターの女優、凰稀かなめがミュージカルレビュー「TARKIE〜伝説の女たち〜」(脚本・樫田正剛)に主演することが24日、発表された。

日本のレビュー草創期に松竹少女歌劇団のスターとして活躍し、タアキイの愛称で親しまれた伝説のスター、水の江瀧子さんの戦前から戦後の激動のスター人生を歌とダンスを交えて凰稀が演じる。来年年3月24〜30日に東京・有楽町のよみうりホールで上演される。

演出は少年隊の植草克秀(57)。凰稀とは朗読劇「ラストダンスは私に〜岩谷時子物語〜」などに続く3度目のタッグになる。

物語は、水の江さんが女性初のストライキ騒動を起こしたり、米国公演や数十万人規模のファンクラブの開設、「タンゴ・ローサ」の大ヒットで彼女のために東洋一の国際劇場がつくられ、レビューの黄金時代を築きあげる姿を描く。

また、タアキイのライバルでもあった笠置シヅ子との友情や、対立する宝塚歌劇団の大塚冴子、タアキイを支えたプロデューサーの兼松に、トップの座を狙う後輩のオリエ津阪らも登場し、さまざまなタアキイとの人間模様も描かれる。

主演の凰稀をはじめ、オリエ役の彩凪翔に妃海風、天華えま、音咲いつきらが主要キャストで出演。ステージパフォーマンスを加えた生バンド演奏で豪華絢爛な昭和モダンの世界を再現する。

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