人気漫画家わたなべ志穂氏「小学館に望む事はあります」も編集者を「責める声があれば止めて欲しい」

 漫画家のわたなべ志穂氏が31日に自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんの訃報後、小学館の編集者に対して「責める声があれば止めて欲しい」と願った。

 わたなべ氏は昨年10月、テレビ朝日でドラマ化された「18歳、新妻、不倫します。」の原作者。芦原さんが「セクシー田中さん」を連載していた「姉系プチコミック」と同じ小学館の「プチコミック」などで執筆をしている。

 わたなべ氏は「漫画担当という仕事について話したいなと」と書き始め「担当さんは作家と二人三脚。今までの私の作品も担当さんがいなければとてもとても世に出せるレベルではありません」とした。さらに「作家の生活スタイルは様々、朝10時には返事が欲しい人、深夜3時に返事が欲しい人、それに返します。雑誌によりますが5人、10人、たったそれだけの数で何十人、そこにまだデビューしてない人のプロットネーム下絵チェック。因みに打ち合わせにかかる時間は対面で2時間から5時間 電話でスムーズなら30分、長ければ2時間。それを回します。そこにドラマ化するなら演者さんの撮影、脚本チェック、脚本戻し、戻らぬ脚本への対応、脚本の返事はまだですかと言う(私) ドラマも一本では無い、1人で2本分受け持つ。漫画という一日の中に生活を差し込むのかもしれません」と説明。

 「漫画ばかりの生活に家族との時間を、食事を、睡眠を差し込んで生きる それは作家もですが担当さんも同じようなものだと思います」とし「漫画家と生きてくれるのです。隣で走ってくれるのは血が通った1人の人間です。今回の事も悔しくないわけがないのです。もし編集さん達を責める声があれば止めて欲しいなと。どうか。私達作家と作品を作り上げる方達も守ってあげて下さい」と願った。

 また、「私はずっと去年お会いしたワンピース姿の先生を思い出していました。漫画を語る声も白い手も鮮明に。漫画だったら戻れるのにとか。今は先生が望む場所にいて欲しいなと思います」と芦原さんとの思い出をつづり「勿論小学館に望む事はあります。作家が小学館で描いていますと誇れるように。編集さん達が仕事を誇れるように。どうかお願い致します」と願った。

 わたなべ氏は芦原さんの訃報を聞いた後の29日には「ただ悔しい。悔しいしかないです。一度しかお話した立場じゃないのに悔しい悔しい悔しい悔しい。先生が逝く理由なんて無かった」と沈痛な思いをつづっていた。

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