「科学忍者隊ガッチャマン」など人気アニメを多数手がけたタツノコプロ元社長の九里一平(くり・いっぺい、本名吉田豊治=よしだ・とよはる)さんが1日死去した。83歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。
タツノコプロ創業者吉田竜夫氏の弟。1950年代に漫画家デビューし、「マッハ三四郎」などを発表。竜夫氏らと62年にアニメ制作会社「竜の子プロダクション」(現タツノコプロ)を設立し、企画、プロデュース、演出、総監督、キャラクターデザインなどを担った。代表作に「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「昆虫物語みなしごハッチ」など。87〜94年と2001〜05年には社長も務めた。