お笑いコンビ「中川家」の中川剛(52)が16日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey〜土曜日のエウレカ〜」(土曜後5・00)にゲスト出演。「M-1グランプリ」で島田紳助さん(67)から“謝られた”過去を明かした。
2001年に立ち上げられ、第1回大会が行われたM-1グランプリ。10組が決勝に出場し、その中で最も下馬評が高かったのは中川家だった。しかし決勝でのネタ順は中川家がトップバッター。一番最初にネタを披露するトップバッターは不利とされるため、剛は「トップバッターを引いて“一番は中川家からです”ってCMに入った。でCMに入ったら審査員7人が“一番は無理だね〜”“かわいそうだね”“無理だね”みたいな」と審査員のヒソヒソ話を回顧。「もう聞こえるのよ、今から出る俺らに」とテンションがどんどん下がっていったことを明かした。
大会の創設に関わり、審査員の1人だった紳助さんからは指をさされて「無理や。アカン。かわいそうや。ゴメン」と言われたという。川島は「その後いないんですから。22年経っても中川家さんみたいにトップバッターで優勝した人がいないんだから。この審査員の感想はあってるんですが」とM-1の事情を説明した。
しかし中川家は不利な条件を跳ね返して爆笑をさらい、見事に優勝。川島によると、優勝した中川家はうれしいというよりホッとした表情だったそうで、剛も「最初は出たくない、もう賞レースなんていいよって言ってたから」としみじみと振り返っていた。