三谷幸喜氏 元朝潮・長岡末弘さん追悼「今までの概念を覆した力士だというイメージ」

 脚本家の三谷幸喜氏(62)が4日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に生出演し、3日に死去していたことが明らかになった大相撲の元大関・朝潮の長岡末弘さん(享年67)を追悼した。

 関係者によると長岡さんは、小腸がんで闘病しており、春先から体調が優れなかったという。

 長岡さんは近大から鳴り物入りで角界入りし、陽気な性格と豪快な突き押しで活躍。大横綱・北の湖戦で強さを発揮した。引退後は名門高砂部屋の師匠として横綱・朝青龍、大関・朝乃山らを育てた。一昨年に新型コロナウイルス対策ガイドライン違反で退職していた。

 三谷氏は「相撲って神様にささげるという側面もあって、力士ってちょっと神格化されるじゃないですか?」と前置き。「朝潮さんはそれを覆したイメージがあるんです。お相撲さんって、寡黙でおとなしい。この方はすごくお話もおもしろいし、明るいし、愉快だし、まったく今までの概念を覆した力士だというイメージがありますね」としんみり語り、故人を惜しんだ。

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