お笑いコンビ「ミキ」の昴生(37)が9日深夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に出演。舞台出番の合間に先輩と真剣トークする「劇場合間メシ」で、大先輩「西川のりお・上方よしお」の上方よしお(70)を食事に呼び出した。
西川のりおの自由すぎるボケによしおがツッコミを入れるスタイルで、80年代漫才ブームに乗り活躍。昴生は「テレビ見て涙流して笑ったんですよ。オチの手前でつかみ合いのケンカする2人が最後、カメラ目線になって“終わり!”って…衝撃やった。“もうええわ!”だけがオチやない、漫才って何してもええんやって」と学び、よしおのツッコミに憧れた。
よしおは「そうやで、漫才って形があるようでないんやから。個性生かしたらええねん」と助言。「今の子は皆うまい、テクニックがある。M−1でもマジカルラブリーのネタが漫才と違うやどうやと言われたけど、笑いの形なんて関係ない。自由にやったらええ」と背中を押した。
昴生は「ダウンタウンの浜田さんがNGKとか劇場に出てはった時に、よしお師匠のツッコミを袖まで見に来てはったと聞いた」とぶつけた。「そう言うけどな…。浜ちゃん自身が、後輩にマネされてる。浜ちゃん風の若い人がいっぱいおるやんか。だからすごいと思ってるよ」と後輩を立てるよしおに、「でもよう見たら、浜田さんってよしお師匠とか(中田)ボタン師匠のツッコミをミックスしたツッコミをしてはるなあと思うんですよ。めっちゃ見て、取り入れはったんやろうな…と」と実感を込めた。
よしおはその後も、「ツッコミたるものはボケを殺さない」「ボケが“こう言われるとうれしいな”という要望に応えたい」と、ツッコミとしてのポリシーを明かした。人生においても「自分に言われて嫌なことは相手に言わないようにせんと、と自分を戒めてるねん」と語っていた。