フィフィ、かつて所属していた事務所の社長・稲川素子さんを悼む「あの時の私があって今があります」

 外国人タレントを主に取り扱う芸能事務所「稲川素子事務所」の社長・稲川素子(いながわ・もとこ)さんが、5月13日に心不全のため亡くなってたことが11日、分かった。90歳だった。葬儀は近親者のみで営まれた。

 同事務所に所属していたタレントのフィフィは11日、Xを更新し「芸能界に入った最初の2年、稲川素子事務所に所属しました。自分で言うのも何ですが、私はルビーモレノさん以来の出世頭で、デビューして僅(わず)かで徹子の部屋に出演した時は、素子社長が随分と喜んで下さいました。その後私は移籍しますが、あの時の私があって今があります…心よりご冥福をお祈りします」と追悼した。

 福岡県出身の稲川さんは盲腸の手術を受けた際の医療ミスで、19歳の時に右半身が不随となった。この影響で、当時通学していた慶大を中退。22歳で結婚し専業主婦を経て、1985年4月の51歳に同事務所を設立。外国人を専門に扱うプロモーターの先駆者で、公式ホームページによると事務所には現在も世界142か国5200人の外国人タレントが所属している。

 稲川さんは知的好奇心にもあふれており、65歳で慶大に再入学し卒業した。その後、東京大学の大学院で国際情勢などについて研究し、国際交流の専門家として、テレビの情報番組やバラエティー番組にも出演。山梨・河口湖音楽の森美術館の館長なども務めていた。

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