タレント、タモリ(78)が10日放送のNHK「ブラタモリ」(土曜後7・30)に出演。旅のパートナーを務める福岡局の野口葵衣アナウンサー(28)と神奈川・鎌倉市の建長寺を訪れた。
建長寺の正式名称は巨福山建長興国禅寺といい、鎌倉五山の第1位、臨済宗建長寺派の大本山。建長5(1253)年に鎌倉幕府五代執権北条時頼(1227〜63年)が建立した日本最初の禅専門寺院。開山は蘭渓道隆(1213〜年)による。
建長寺の庭園について、関係者が「蘭渓道隆和尚が庭をつくって、じっと(その庭を)見ながら何かをはせていたかもしれませんね。われわれは(修行で)それを見て庭と一体になる。それを一枚になるといったりします。一枚となってやるというのが禅の一面でもあるかと思います」と説明すると、タモリは「私もブリーフ一枚でイグアナのものまねやっておりましたけど」とボケ。野口アナは「あ…。一枚となって」と苦笑していた。
タモリは1972年、故郷の福岡でジャズピアニストの山下洋輔に見いだされ、外国語モノマネなどマニアックな密室芸が口コミで話題になった。その後、上京し漫画家の赤塚不二夫さん宅に居候しながら、ラジオやテレビの深夜番組に出演。ブリーフ一枚でのイグアナのモノマネで人気を集めた。