ジャニーズ事務所、性加害事実認定 辞任のジュリー社長「心よりお詫び」 5月の「知らない」から一転

ジャニーズ事務所、性加害事実認定 辞任のジュリー社長「心よりお詫び」 5月の「知らない」から一転

<ジャニーズ会見> 会見に臨む東山紀之新社長(左) 、藤島ジュリー景子氏  (撮影・西海健太郎)

(スポニチアネックス)

 ジャニーズ事務所が7日午後、都内で会見を開き、2019年に死去した故ジャニー喜多川前社長による性加害問題について事実と認めた。

 会見では藤島ジュリー景子社長(57)が出席。「特別チームによる調査結果と提言が公表されましたが、事務所としても、個人といたしましても、ジャニー喜多川による性加害はあったと認識しております。被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と述べ、4日付で社長を辞任したことを発表した。

 新社長就任が発表された少年隊の東山紀之(56)も「喜多川氏の性加害を認め、ここで謝罪させていただきます。被害に遭われた方々、長きにわたり心身ともにつらい思いをされたことを申し訳なく思います」と謝罪。今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退をします。今後は人生をかけてこの問題に取り組んでいく覚悟です」と、タレント業の年内引退とともに発表した。

 問題をめぐっては、藤島ジュリー景子社長(57)が今年5月、配信した動画で、性加害問題について「知らなかった」と述べ、ジャニー氏が既に亡くなっていることから「被害の確認は困難」とも話していた。

 一方で、調査していた外部専門家による「再発防止特別チーム」が21人の被害者からヒアリングを行い、8月の会見で報告書を公表。「ジャニーズ事務所では1970年代前半から2010年代半ばまでの長期間、多数のジャニーズJr.に対し広範に性加害を繰り返していたと認められた」とし、性加害を事実と認定した。その上で、同族経営の問題点を指摘した。ガバナンス上の問題、再発防止の観点などから、ジュリー氏の辞任などを提言していた。

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