【訃報】女優・長田奈麻さんが闘病の末…56歳 KERA氏「喪失感は大きい」

女優の長田奈麻さんが14日に亡くなったことが分かった。所属の劇団「ナイロン100℃」が19日、公式サイトで発表した。56歳だった。死因などは明らかにしていない。
同劇団は「かねてより病気療養中でしたナイロン100℃所属 長田奈麻が去る令和6年3月14日56歳にて永眠いたしました」と報告。「ご遺族の意向として家族葬にて執り行いましたことをご報告申し上げます」とし、「ご厚志(香典・供花・弔電等)につきましても固くご辞退なされております。何卒(なにとぞ)ご理解賜りますようお願い申し上げます」と記し、「ここに生前のご厚誼(こうぎ)を深謝し謹んでおしらせ申し上げます」とした。
所属事務所「ダックスープ」も「弊社 株式会社ダックスープ 所属役者 長田奈麻が去る令和6年3月14日56歳にて永眠いたしました」と長田さんの死去を伝えている。
ナイロン100℃の主宰で、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)氏はX(旧ツイッター)で「闘病の末、長田奈麻が逝ってしまいました」と報告。「90年代頭に劇団健康に参加以来、幾多の舞台で独自の魅力を発揮してくれました」と追悼し、「在団中の仲間を失くすのは初の経験で喪失感は大きいですが、稽古中にも『私のことより芝居を成功させてくれ』と叱咤(しった)されました。長田に報いるためにもナイロン100℃は続きます」と思いを記した。
長田さんは東京都出身。ナイロン100℃に所属し、これまで舞台を中心にドラマ「梅ちゃん先生」「相棒」などに出演。またCM、映画で振付家としても活躍した。