既に8月から9月には現地キャストによるロンドン公演が行われ、キャスト・スタッフが演劇賞にノミネートされるなど好評を博している本作。東京公演では、秋月孝雄役を岡宮来夢、雪野百香里役を谷村美月が演じ、英国の新進気鋭の演出家アレクサンドラ・ラターによる繊細で玲瓏な作品の世界観を、舞台上で表現する。
舞台の原作となったアニメーション『言の葉の庭』は約46分の中編作品。靴職人を目指す高校生・孝雄が、雨の庭園で謎めいた年上の女性・雪野と出会い、雨の日にだけ言葉を交わしていくストーリーとなっている。
今回の舞台化にあたって、新海誠監督みずから執筆した『小説 言の葉の庭』(角川文庫)のエピソードも盛り込まれている点にも注目したい。同小説は、アニメーションでは短時間しか登場しなかった人物のバックボーンを掘り下げ、孝雄・雪野以外の人生と内に秘めた感情をも織り交ぜ、文庫版で400ページ近い大作となったもの。アニメーションのストーリーと小説版のエピソードが織りなすハーモニーに期待が高まる。
主人公役を務める岡宮は「アニメーションを観た方も、小説を読まれた方も、舞台をご覧になると、どちらとも違う感じ方をされるシーンがあると思います」とコメント。また、ヒロイン役を演じる谷村は「舞台化にあたってアレックスさんのさまざまな表現方法を見て、人間にこれだけのことができるんだ、と感じました」と見どころをアピールした。新たな『言の葉の庭』の世界を感じてほしい。
■公演概要
舞台『言の葉の庭〜The Garden of Words〜』
原作：劇場アニメーション「言の葉の庭」(監督：新海誠)／「小説 言の葉の庭」(著者：新海誠)
翻案・演出：アレクサンドラ・ラター(Whole Hog Theatre)
共同翻案：スーザン・もも子・ヒングリー
■東京公演
【上演期間・劇場】
2023年11月10日(金)〜19日(日)・品川プリンスホテル ステラボール
【出演】
秋月孝雄役：岡宮来夢
雪野百香里役：谷村美月
秋月怜美役：石村みか
伊藤宗一郎役：吉川純広
相澤祥子役：山﨑紫生
有川拓也、飯嶋あやめ、甲斐祐次、三小田芳樹、翔野葵
新橋和、藤村リュウト、本間健太、松尾悠、良田麻美
(C)舞台『言の葉の庭〜The Garden of Words〜』 2023
ウォーカープラスは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
