『Sexy Zone』配信で最後のライブ グループ卒業の中島健人、菊池風磨へ「全部が青春だった」と涙

『Sexy Zone』配信で最後のライブ グループ卒業の中島健人、菊池風磨へ「全部が青春だった」と涙

現グループ名では最後のライブをオンラインで開催したSexy Zoneのメンバー。左から松島聡、佐藤勝利、中島健人、菊池風磨

(中日スポーツ)

 4人組グループ「Sexy Zone」が31日、現体制での最後のパフォーマンス「Sexy Zone ONLINE LIVE」を行った。メンバーの中島健人(30)がこの日をもってのグループ卒業を発表しており、同時に「Sexy Zone」名義での最後のライブ。4月1日からグループ名も新しくなり、菊池風磨(29)、佐藤勝利(27)、松島聡(26)の3人で活動する。

   ◇   ◇

 午後8時ちょうど、デビュー曲「Sexy Zone」でライブの幕が開けた。続く「RUN」ではグループを離れる中島が歌詞の「信じたい」を「ありがとう」に歌い変えるサプライズでコメント欄は大盛り上がり。これまでを振り返るトークコーナーには元メンバーのマリウス葉さん(24)もオンラインで参加し、5人での思い出話に花を咲かせた。

 菊池は「みんなの前でライブをしたかったけど、1人でも多くの人に届けたくて」と配信ライブの趣旨を説明。曲は事前のファン投票から選出された。「ぎゅっと」のほか最新曲の「puzzle」、ドラマ主題歌に使われた「夏のハイドレンジア」や「本音と建前」などをメドレーで熱唱。思い入れの深い「With you」では「『Sexy Zone』って叫べるのも今日が最後だ!」とシャウト。全10曲を披露した。

 グループを卒業する中島は、今後新たなグループ名で新章を迎える3人にそれぞれコメント。松島には「個展をやるような道に進むと思わなかった。『負けられない』と刺激を受けてました」。佐藤には「お兄ちゃん(の自分)からしたら、かっこよくなった。これまでグループのセンターだったけど、世間のセンター取りに行けよ」と激励した。

 そしてほぼ同時期に事務所に入り、ジュニア時代から約16年苦楽を共にした菊池と向き合った際は「16年の中で、好きだったときも嫌いだったときも、全部が青春だったと思うわ」と言葉を絞り出すと、あふれる涙がこぼれ落ちた。「お前がいてくれたから、俺は強くなれたよ。明日からはメンバーじゃなくて友達に戻るから。出会って、ここまで一緒に走って来られてよかった。ありがとう」と万感の思いを伝えた。

 何度も衝突を繰り返した菊池も「中島と出会ってなかったらデビューしてなかった。思い返すと全部、楽しかった」と笑顔で述懐しながら「やるからには負けずに、中島健人らしく。僕らも負けないから」と今後も良きライバル関係でいることを宣言した。

 最後に「Sexy Zone」の名前を全員でシャウト。中島は「セクシーサンキュー。3月31日に、この名前を置いていきます! バイバイ!」と締めくくった。

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