20周年記念作品でありつつ、「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーとしては、初めての映画作品となった本作。関根は「ホッとしている、というのに尽きます!映画のプリキュアは毎年とても感動する作品に仕上がっていますが、そんな映画にプリキュアとして参加できることはなんて幸せなんだろうと思っていたら、あっという間に公開日で。ただただ幸せな気持ちでいっぱいです」と素直な気持ちを吐露。
加隈は「台本を読んだ時も収録の時も、ずっとワクワクしていて。お互いチームごとに収録をしていたので、お互いの感想は聞いていたんです」と明かし、「先に映画を観たスタッフさんからは“すごいです”という話も聞いていて。その時のスタッフさんの表情が印象的だったので、きっとお客さんも見終えたあとそんな表情をされるんだろうなと思って、さらにワクワクしています」とニッコリ。
村瀬は、開口一番に「今日プロデューサーやスタッフさんから、“好調な滑り出しです”という一言をお聞きして。うれしいんですよ!ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ「僕ら以外にも、命をかけて映画に関わってくれているスタッフさんが大勢いらっしゃる。いろんな人が魂を削りながら良いものを世に出そうという思いで関わっているので、この一言はうれしかったですね」と喜びを爆発させた。
七瀬は「プリキュアに携わってきたスタッフさん、声優さんの想いがたくさんこもった作品になっていると思います。この映画をこれから初めてご覧になる皆さんがうらやましいくらいです。私もキュアバタフライとして携わらせていただいて幸せでした」とメッセージを送った。
古賀も、「大人からお子さんまで、幅広い世代の方に観に来ていただけていることがうれしいです。プリキュアに20年分の歴史があるように、皆さんにもプリキュアと歩んできた想いや熱量があると思うので、熱い気持ちになりますね」と感慨深い表情で語った。
また、本作の「つなぐ」というテーマになぞらえ、舞台挨拶に来られなかった遠方に住む子どもたちとプリキュアをつなぐという生中継企画を実施。スクリーンいっぱいに本作のアンバサダーの子どもたちが映し出され、「ひろがるスカイ!プリキュア」のキャラクターたちも登壇し、子どもたちからプリキュアやキャストへ質問タイムが始まった。
まず初めに「私も大きくなったらプリキュアになりたいです。どうやったらプリキュアになれますか?」という質問が。関根はピュアな子どもの質問に感激して涙を浮かべ「ソラちゃんもはじめはお友達がいなかった子なんですが、みんなと出会ってたくさんのことを知って、いまはプリキュアとしてみんなと活躍しています。周りのみんなを大切にして、一歩ずつ前に進んでいけばプリキュアになれると思います」と優しく語りかけた。
加隈は「プリキュアのみんなは、すごくキラキラしていて、カッコよくて。一人じゃできないことも支え合いながら乗り越えています。一色一色が集まって虹色になるように、みんなで一緒にいるからこそできることもあると思います。自分の色を見つけて、その色を輝かせながら誰かために頑張っていたらプリキュアになれるんじゃないかな」とメッセージを送っていた。
続くアンバサダーからの質問は「たくさんお友達を作るにはどうしたらいいですか?」というもの。村瀬は「ツバサくんは内気な子なんですが、勇気を出してみんなの輪の中に入っていったらお友達ができました。お友達を作りたくても、なかなか話しかけられない子もいると思うけれど、一度勇気を出してみて話しかけてみたりしてもいいんじゃないかなと思います!」と子どもに寄り添いながら語りかけた。
七瀬も「私があげはちゃんから教わったのは、毎日気分を上げて笑顔でいたらみんなとつながることができるということ。きっと笑顔でいればお友だちが増えるかなと思います!」と元気いっぱいにアドバイス。そして古賀も子どもたちの姿に時折涙ぐみながらも「エルちゃんはソラちゃんたち4人の姿を見ながら、いろんなことを教わったんです。1人で遊ぶのも楽しいけれど、みんなの方がもっと楽しいとか、力を合わせる大切さとか。大切な人からたくさんの愛情をもらって、エルちゃんはマジェスティになれたんです。大好きだなと思える人が見つかればいいところもたくさん見えてくると思うので、きっとお友だちが増えていくと思います!」と語った。
最後のアンバサダーからは「どうしたらヒーローになれますか?」という質問が。関根は、「ソラちゃんから教えてもらったのは、ヒーローはどんな時も笑顔でいること、いまやりたいことをするということ。ソラちゃんのように目標に向かってまっすぐ進んで、誰のヒーローになりたいか考えてみてください。家族のお手伝いをすることでも、お友だちの手助けをすることでも、ヒーローになれると思う。みんな誰かのヒーローだと思うので、これからも頑張ってください!」と力強く語りかけた。
最後にキャストを代表して、関根は「この後皆さん映画を観られるということなので、ただただこの一言を言わせてください。たくさん楽しんでください!いっぱいプリキュアを応援してください!よろしくお願いします!」と熱いメッセージで締めくくった。
文/山崎伸子