前作となる『大病院占拠』（2023）は、日本が誇る大病院が鬼の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、櫻井演じる休職中の捜査官・武蔵三郎が人質を救うため犯人に立ち向かった。
今作では、神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を、顔を面で隠した武装集団・「獣（けもの）」が占拠する。またもや事件に巻き込まれた武蔵は、1年前の事件以来、休職中の管理官・和泉さくら（ソニン）に協力を要請。空港からの人質救出と、鬼以上に危険な“けもの退治”に挑む。人質救出の期限はわずか1日の完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなっている。
第2話で武蔵は、人質の1人で空港の建設を取り仕切った白河組の会長･白河巌（俵木藤汰）の罪を暴いた。そこで、武装集団「獣」のメンバーである「鶏」が仮面を外し、重原瀬奈を演じているのが山谷花純であることが解禁された。白河に恨みを持ち、親友の死の真相を知り、復讐のために「獣」と化した元社長秘書という役どころとなる。
山谷は「対立する両方の正義がぶつかり合う作品は、とても刺激的で自分自身の正義を改めて見直すきっかけにもなっています」とコメント。「瀬奈は、獣の中でも“人のために”という思いが強い子だと思って演じています。つらい過去を背負った上で、まだ見ぬ未来に対し、希望と不安の間で揺れ動く彼女の終着点はどこなのか」と今後の展開の期待を高め、「視聴者の皆さまと同じくらい、出演者側にも伏せられていることが多く、台本に描かれていない世界を目いっぱい想像し、作品に置いていかれないよう最後まで走り切りたいです。どんな展開が待っているのか、一緒に楽しみましょう」と呼びかけた。
山谷は、12歳で俳優デビュー。スーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のモモニンジャー役で注目を集める。2019年にはマドリード国際映画祭で最優秀外国語映画主演女優賞を授賞。NHK大河ドラマや連続テレビ小説にも多数出演し、『鎌倉殿の13人』では、源頼家の妻妾のせつ（若狭局）を好演した。また『おひさま』『あまちゃん』『らんまん』にも出演。MBSドラマ特区にて放送中のドラマ『彼女と彼氏の明るい未来』、WEBドラマシリーズ『東京彼女』に出演している。
