■「俺でよければ力になるよ」
「ユニコーンに乗って」は、教育系アプリを手掛けるスタートアップ企業「ドリームポニー」のCEO・佐奈のもとに、おじさんサラリーマン・小鳥(西島秀俊)が部下として転職してきたことから始まる“大人の青春”ドラマ。佐奈が、ビジネスパートナーの功や次郎(前原滉)とタッグを組み、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる姿を爽やかに描く。
第3話では、佐奈たちが「ドリームポニー」を立ち上げ起業するまでの過去のエピソードが描かれた。起業して教育アプリを作る、という夢のため大学の授業をこっそり聴講していた佐奈。その熱意を目の当たりにし、功は「残りの学生生活、俺でよければ力になるよ」と申し出たのだった。
一緒にアプリを作っていく中で、佐奈の夢が功自身の夢にもなっていった。佐奈・功・次郎は力を合わせ、学生ビジネスコンテスト(ビジコン)に優勝。賞金100万円を獲得し、一気に起業の夢を実現した。
■「いっときの感情なんかじゃない」
だが、大規模不動産グループの跡取り息子である功にとって、その決断は大きかった。敷かれたレールを拒否したことで、家族とは疎遠に。それでも「佐奈とここで出会って、初めて一つのことにこんなにも夢中になれた」と決意は固く、「それは、恋愛感情なしでもだよね?」と問う佐奈に「いっときの感情なんかじゃない」ときっぱり答えた。
本当は、功の中で佐奈の存在はどんどん大きくなっていた。そして、それは佐奈も同じ。ビジネスコンテスト前夜には、いいムードになった2人があわやキスしようとする場面も…。
だが2人は、その気持ちを胸に閉じ込めた。思いを伝える代わりに功は、疲れて眠りこんだ佐奈に「もし、お互いに30になっても相手がいなかったら、その時は…結婚するのもありだよな」「俺は覚えてるからな」とそっとささやいた。
■「両思いなのに…」Twitterもトレンド入り反響
佐奈と功のこれまでが明らかになった第3話放送後、視聴者からは「そんな切ない過去があったのか…」と納得する声が続出。
佐奈が功に努めて明るく言った「今はとにかく仕事を頑張ろう。私たち、最高のビジネスパートナーになろう!」という言葉にも「あれは、気持ちにフタしよう、っていうことだったんだ」「両思いなのに『最高のビジネスパートナーに』って言わなければならない2人、つらいよ…」といった声が上がり、功の「お互い30になっても相手がいなかったら…」には「30まで誰とも付き合わない功がかわいすぎる」「佐奈が大事だからこそ恋愛しないって決めた功、すてきすぎる」の声も。Twitterでは放送後「#ユニコーンに乗って」がトレンド入りする賑わいを見せた。