元法務教官で学術系VTuber（バーチャルユーチューバー）の「犯罪学教室のかなえ先生」が19日、自身のX（旧ツイッター）を更新。「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが急死した問題で、一部で起きている小学館に対する不買運動について私見を述べた。
かなえ先生は今月7日に著書「世の中の8割はどうでもいい」が小学館から出版されたばかりだが、19日にXで「わざわざ僕に『不買運動に参加しているから買いません』とか『Amazonキャンセルしました』とか直接伝えるのやめてほしいです。結構キツイ」と、不買運動の対象となっていることを明かし、「まぁ……みんなの気持ちはわからなくもないけど、率直に『それは小学館にいう話で僕は関係なくないか？』と考えています。もしもお気持ち表明できる相手が僕しかいないから僕に伝えているなら、それは関係者全員を不幸にする行為だと思います……」とつづっていた。
今回の投稿では、イラストなどを用いて自身の見解をまとめた画像をアップ。「作品の不買運動にほぼ意味がない理由」について説明し、「マジで手段として遠回りすぎる。クレームは直接出版社へ」と呼びかけた。また、「作家にとって出版社は取引先の1つでしかない。出版社にとってもそう。そもそも『作者を守れ』から始まった抗議運動で作者の息の根を止めるような行いは方向が間違っていると思うよ」と訴え、「『作家を守れ』ではなく『不買』自体が目的になっていないか」と問いかけた。
