プロ野球・北海道日本ハムファイターズの公式チアリーダー「ファイターズガール(Fガール)」の中心メンバーとして活躍した
――Fガールになったきっかけは。
歌や踊りが好きで、小さい頃は(アイドルグループ「モーニング娘。」のメンバーからなるユニット)「ミニモニ。」になりたいと言っていました。ファイターズもすごく好きで、よく野球観戦に行っていました。球場に通っているうちに「キラキラしているFガールになりたい」と憧れるようになって、大学生になったらオーディションを受けようと決めました。
試合で負けちゃったときでも、ファンの方に楽しんでもらえるように明るくパフォーマンスしているところがかっこいいなと思っていました。オーディションの手応えはなくて、結果発表されるまでドキドキしていましたが(合格して)本当に嬉しくて、良かった!と思いました。
――学生生活とFガールの両立は。
大学の授業は「この時間だったら空きがあるから入れよう」と工夫してやっていました。月曜日は試合がほぼ休みなので、月曜日に授業をいっぱい入れていました。
――22年シーズンに披露した「きつねダンス」の当初の印象はどうでしたか。
最初にやるとなったときは、「これ本当に試合で踊るのかな?」と思ったのが第一印象です。曲もすごく特徴的で、今まで私たちが踊っていたチアダンスとはちょっと違うキャッチーな振り付けだったので、そこに驚きもありました。
他のFガールのメンバーも、ちょっとそわそわというか、ドキドキしながら踊っていて、最初に踊ったときはファンの方もざわざわして「何だこれ」みたいな雰囲気を感じました。
それがだんだん面白いと思ってもらえるようになってきて、他球団の選手が真似して踊ってくださったり、ファイターズの選手も一緒に踊ってユーチューブに動画が出たりして、ファンの方も一緒に踊ってくれるようになったので、一体感が出てきました。
――全国から注目されるようになりました。
本当にふわふわした感じで、現実に起こってるとは思えないようなことがたくさんありました。テレビに出る活動はやりたいと思ってたので、すごく嬉しかったです。試合後のダンス練習が午後11時ぐらいまでかかって、電車で帰るのがギリギリになる日もありましたが、「きつねダンス」をきっかけにファイターズに興味を持ってもらえたと思うので、ありがたい状況だなと思っていました。
――Fガールの6年間はどんな時間でしたか。
貴重な経験をたくさんさせていただいて、自分が想像していた未来予想図とは全く違う、本当に貴重な楽しい6年間でした。
――俳優の大泉洋さんを始め、道内出身の人気タレントを数多く擁する札幌市の芸能事務所「クリエイティブオフィスキュー」に所属し、道内を拠点にタレント活動に挑戦することが発表されました。
23年のシーズンが始まったタイミングで「今年でファイターズガールを卒業しよう」と決めていて、次の第一歩をどう踏み出そうかなって考えたときに、私は北海道が大好きなので、北海道でいろんな活動をして、北海道の方はもちろん全国の方に楽しいことを届けたいと思いました。オフィスキューに憧れがあったので、シーズンが終わったタイミングですぐに履歴書を送りました。
ファイターズの本拠地・エスコンフィールド北海道の情報を発信していく仕事だったり、試合のときには、スタジアムナビゲーターとして試合を盛り上げたりする予定です。
――北海道のどんなところが大好きですか。
地元愛が強い感じがします。ファイターズに携わっていたこともあって、プロスポーツが根付いていて、地元のスポーツを応援する雰囲気もあるので、そういう活気があるところもすごく好きです。
――好きな北海道の食べ物はありますか。
私はお米が好きなので、白米です。
――休みの日は、どう過ごすことが多いですか。
結構インドアなので、テレビでドラマを見ている日が多いです。母には、ずぼらだねって言われます。ずっとソファで横になってることもあります。
――最近、新しくチャレンジし始めたことはありますか。
ピラティスです。Fガールを卒業して、ちょっとダラダラしすぎだなということで始めました。体を整えながら鍛えていく感じなので、自分の体を知って、整えていけたらいいなと思っています。
――自分の強みと弱みがあれば、教えてください。
強みは、「真面目なところ」だと思います。Fガール時代も、ダンスの振り付けの先生によく相談をしていたので、そのアドバイスを生かせるようにと思いながら活動していました。
弱みは、考えすぎちゃう心配性なところです。仕事に関係なく、家でも「あれやったっけ? これやったっけ?」みたいに考えてしまって、「大丈夫だよ」って周りから言われるくらいです。
――今後の仕事で心配なところはありますか。
今はこれから何があるかなっていうワクワクな気持ちが大きいです。声を生かした仕事をしたいと思っていて、ジャンルは問わずにリポーターや歌、芝居とかにも積極的に挑戦していけたらいいなと思っています。女優業もやってみたい気持ちはあります。表現力や、感性的な部分は磨いていきたいと思います。自分がやりきったと思えるまで続けていきたいです。
――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
いろんなところで私のことを見ていただけるように、いっぱい成長したいなと思っているので、たくさんの場所で楽しいことを届けられるように頑張っていきたいなと思っています。