同ドラマは、東大卒パラリーガル・“石子”こと石田硝子(有村)と1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・“羽男“こと羽根岡佳男(中村)コンビが誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む“リーガル・エンターテインメント”。
また、同作は金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)、「最愛」(2021年、3作品全てTBS系)を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして二人とは初タッグとなる脚本家の西田征史氏が手掛ける完全オリジナルドラマだ。
■趣里&生見愛瑠が演じるのは深い絆で結ばれた姉妹
趣里が演じるのは、妹がひき逃げで逮捕されたことに動転して「潮法律事務所」に連絡してくる堂前絵実(どうまえ・えみ)。2年前に交通事故で両親を亡くし、一緒にいた自身の命は助かったものの視力を失っている。その際、親身になって支えてくれたのが綿郎(さだまさし)だった。妹思いの優しい姉で、妹から聞いた事故の状況を石子たちに伝え、救いを求める。
また、生見が演じるのは絵実の妹で、事故の加害者である堂前一奈(どうまえ・かずな)。電動キックボードを運転中に接触事故を起こし、転倒した相手が帰宅後に意識を失い病院に緊急搬送。事件として捜査していた警察に逮捕されてしまう。
しかし、一奈は事故直後に相手の男性を救護し「けがはない」と言われたと主張。勝気で少々荒っぽいが、お姉ちゃん子で素直な性格だ。
■物語の鍵をにぎる“被害者役”はシソンヌ・じろう
お笑いコンビ・シソンヌとして活躍するほか、俳優としても定評のあるじろうが演じるのは、一奈が運転する電動キックボードと接触事故に遭う新庄隆信(しんじょう・たかのぶ)。事故後、歩いて帰宅し妻とも会話をするが、突然意識を失い救急搬送される。
■趣里 コメント
(プロデュースの)新井順子さんと(演出の)塚原あゆ子さんとご一緒させていただくのはすごく久しぶりで、もう一度お仕事したいなと思ったのですごくうれしかったです。身が引き締まる思いで、頑張ろうって思いました。
目が不自由な役というのは初めてだったので取材させていただきましたが、前向きにポジティブに人生を生きるという印象を受けました。絵実にもいろいろな過去があるんですが、大切な妹のために頑張るっていうのは思っていました。
石子と羽男のコンビがいてくれると助かる人はたくさんいるだろうなって思いました。歩くときとか気をつけようと。ぶつからないように人に優しく生きようと思わせてくれるお話です。
■生見愛瑠 コメント
こういったリーガルもののドラマが初めてだったので、とてもうれしかったのですが、すごく緊張しました。一奈は最初はとんでもない女の子だなって思われそうですが、お姉ちゃんの前だと子どもに戻ったりして、言葉はちょっとやんちゃですけど、本当に純粋で素直なお姉ちゃんが大好きな女の子です。
今回の撮影で電動キックボードに乗るために原付免許をとりましたが、(運転が)結構難しくて、これを無免許で乗るのは怖いって思います。
身近な事件を題材にしたお話で、誰にでも起こりうることなので、改めて私も気をつけなきゃなと思いました。そして家族の大切さとか、あったかさを感じる作品になっているので、そういうところも見ていただけるとうれしいなと思います。
■シソンヌ・じろう コメント
ドラマにレギュラーで呼ばれることはありません。大体1話ゲストで役柄は、変なやつ、嫌なやつ、気持ち悪いやつ、変で嫌なやつ、変で気持ち悪いやつ、変で気持ち悪くて嫌なやつ、の6択です。今回はどの役柄でしょうか。6択以外かもしれませんよ。
■羽男が検事の姉と直接対決へ…第4話あらすじ
潮法律事務所に絵実(趣里)から弁護の依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)が運転する電動キックボードにぶつかって転んだ新庄隆信(じろう)が、帰宅後に容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し、一奈が逮捕されてしまったのだという。
一奈から「すぐに男性に駆け寄った」と聞いた石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は示談の可能性を探るが、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことに。さらに、事故当日の目撃者探しをしていた石子と羽男は、真相を探ろうと思わぬ行動に出る。