任天堂「星のカービィ」アレンジ曲、グラミー賞…米ビッグバンドが作曲の石川淳さんに感謝

任天堂「星のカービィ」アレンジ曲、グラミー賞…米ビッグバンドが作曲の石川淳さんに感謝

チャーリー・ローゼンさん(左)とジェイク・シルバーマンさん=AP 【読売新聞社】

(読売新聞)

 米音楽界最高の栄誉とされる第64回グラミー賞が3日(日本時間4日)、発表された。最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞では、候補だった韓国の7人組グループBTSは昨年に続き受賞を逃し、ドージャ・キャット・フィーチャリング・シザが受賞した。

 メゾソプラノ歌手の藤村実穂子さんがソリストとして参加した「マーラー交響曲第8番『千人の交響曲』」が「クラシック合唱」部門で受賞し、チェロ奏者の松本エルさんの参加アルバムも最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞に選ばれた。

 また、米国のビッグバンドの演奏による日本のゲーム音楽のアレンジ曲が、最優秀インストゥルメンタル/アカペラ編曲賞に選ばれた。この楽曲は、任天堂のゲーム「星のカービィ スーパーデラックス」の「メタナイトの逆襲」。授賞式では、2人の編曲家、チャーリー・ローゼンさんとジェイク・シルバーマンさんが、作曲者である石川淳さんの名前を出して感謝と喜びの意を表した。

 受賞曲は「エイトビット・ビッグバンド」が演奏。同バンドは「カービィ」のほか、「スーパーマリオブラザーズ」「ファイナルファンタジー」などの楽曲を、大編成の迫力あるサウンドでカバーしている。

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