スーパーマーケットでの経験が活きた!料理素人ご主人が人気メニューを生み出すヒントとは

千葉県長生郡にある行列のできるお店「スーパーキッチンかさや」。

なぜ人気なのかというと、そのメニュー。「ジャンボチキンカツカレー」はカレー500gのご飯に400gの巨大チキンカツを入れ、たっぷりのルー。掌サイズのチキンカツが乗り、このボリュームで1,099円!

切り盛りするご主人は白鳥忠利さん。そして、奥さんの啓子さんとパートの女性2人。だ。再現ドラマでは忠利さんを石塚英彦が演じた。

忠利さんはスーパーマーケットを経営していて、料理経験は「全くなしです」ということ。忠利さんのご両親は、39年前から「かさや」というスーパーマーケットを経営していた。忠利さんも実家を継ぐため大学卒業後、大手スーパーマーケットに就職。どうやったらいかにいい物を安く仕入れられるか?という仕入れ情報を徹底的に学び、28歳の時にスーパーを継いだ。

スーパーでは仕入れ術を生かし特売セールを展開していた。そんな彼に、突然の転機が!忠利さんのスーパーと取引のあったレストランが閉店することとなり引き継ぐことを決めたのだ。

実はこの頃、スーパーの近所に大型ショッピングセンターができ、大打撃を受けていた。なので、これが転機だとピーンときたのだ。スーパーを経営しながら、飲食店の準備を進める忠利さん。

オープン当日、店を訪れたお客さんはとんでもない物を目にした!20cmと特大のチキンカツが、オープン価格で390円!

町中でウワサになり、あっという間に多くのお客さんが押し寄せた。実はこれはスーパー経営者ならではの戦略。スーパーで野菜の特売セールなど、想像を超えたサプライズには人は大喜びするものだというものだ。

こうしてオープン企画は大好評!もともと料理人じゃない自分は味では勝負できない…と考えたサプライズがどか盛り作戦。さまざまなどか盛りメニューが話題を呼んだ。

ナポリタンは400gのパスタに角切りベーコン8個をドーンと乗せる。カツオの刺身定食は15切れも盛る。

どうやってメニューを開発したのか?なんと、ヒントとなったのはレトルト食品。スーパーで扱っている多くのレトルト食品の成分表示をじっくり見て、人気商品にはどんな原料が使われているのかを独自に研究し、料理に取り入れていったのだという。

「『料理に対してのこだわりがない』というのが、プロの料理人とは違うこだわりですかね」と忠利さん。

こうしてレストランはオープンと同時に一気に人気店に。だが、スーパーとレストランの二刀流は大変!なんでこんなに頑張れるのか?そこにはお客さんへの「愛」があった。

実はその昔、子供にデザートを我慢させている家族を目にした。それを見てこの家族が満足できる店を作りたいと思い、どか盛りメニューは何人でシェアしてもOKとした。これが17年前のオープン当初からのこだわり。

唐揚げ定食は2人で分ければ、一人約550円とお得!その浮いたお金でデザートも食べられる。さらにお持ち帰り用のポリ袋は中身が隠れるので、これに入れれば人目を気にする必要なし。

こうして多くのお客さんに愛され、2015年にはスーパーマーケットの半分を改装して2号店もオープン。ここではスシ桶に入ったカツカレー、その名も「バカツカレー」を提供。お米は2kg、そこに200gのロースカツ3枚、たっぷりルーをかけ、総重量3.5kgで、お値段は2,199円だ。

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