第26回参議院選挙が10日、投開票され、自民党が改選55議席を上回る議席を獲得することが確実になった。また、改憲勢力が発議に必要な3分の2以上の議席を占めることも確実になった。
党総裁の岸田文雄首相(64)はNHKの開票速報番組に出演、インタビューに応じ「今のところ与党に大変ありがたい票の出方を示されていると思っている」と多くの議席を獲得したことに満足している考えを示した。その上で「選挙期間中、有権者のみなさんの厳しい声も聞いてきた。叱咤(しった)激励であると受けとめて政治を進めて生きたい」と語った。
今後について、経済再生に取り組むとした上で、改憲について聞かれ「国民の理解を得るためにも議論を深め、発議できる案を深めていきたい」と語った。