創業110周年を迎えた吉本興業が、「令和」の新時代に伝統の「笑い」と最新の「笑い」を同時に届ける特別公演『伝説の一日』(4月2日、3日)が、大阪・なんばグランド花月(NGK)で開催。初日弐回目の口上を行ったオール阪神・巨人、ネタを披露したチョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が囲み取材に応じた。
100周年の際は出演できなかったというチョコプラだが、長田が「めちゃくちゃ光栄です」と喜ぶと、松尾も「10年前はパブリックビューイングのMCで、呼ばれていないくやしかった。それが10年経って、出られるようになって、吉本に認めてもらえた感じがします」としみじみ。
公演にちなんで「伝説」にまつわるエピソードトークでは、長田が「『キングオブコント2014』の決勝で、同期のシソンヌと2組で、どっちが優勝するかとなった時は震えました。ずっと売れない時もライブしてきたので、こんな奇跡あるのかと。結果的にシソンヌが優勝したんですけど、舞い上がっちゃって、くやしいとかはなかったんですけど、3日経ったら、めっちゃくやしくなりました」と笑わせた。
一方「数々の漫才師が出てくる強みは、どうやって作られているのか」と向けられた巨人は「NSCができたからちゃうかなー。僕らの頃は誰かの弟子にならなアカンかったから、いろんなハードルがあったんです。NSCができたことで、そのハードルが低くなって、すごい才能がたくさん集まって、切磋琢磨して売れていく」と分析していた。
過去に『伝説の一日』は、2012年4月8日に吉本興業の創業100周年を記念して行われたが、今回110周年の節目には2日間の開催となり、各日4回の全8公演を予定している。公演のオンライン配信チケットは、10日までFANYオンラインで発売されており、11日の正午まで視聴することができる。