同番組は、タイトルの通り「親孝行は美しい」をテーマにしている親孝行バラエティー。今回、親孝行をするのはせいやと長谷川。2人がしたい「親孝行」を、番組側がチャレンジ企画として用意し、見事それをクリアすれば親がほしいという豪華な商品をもらえる。2人の親孝行チャレンジを霜降りと錦鯉、そして藤田と山下が見守る。
■錦鯉・長谷川は北海道に里帰り
錦鯉の2人は長谷川の故郷である北海道・札幌に里帰り。「M-1グランプリ2021」優勝時にすでに50歳だった長谷川。芸人として売れるまで「頼れる人が母親しかいなかった」「電話の内容は『お金を貸してくれ』ばかり」と、迷惑を掛け続けた母親に親孝行をする。長谷川の行うのは「母親を人力車に乗せ、一回も母親の足を地面につけないまま、思い出の家族風呂に向かう」という親孝行チャレンジ。
恥ずかしがる母親を人力車に乗せ、母校やかつて住んでいた場所など、親子の思い出の場所を巡る。そこで語られたのは、貧しい家族を一生懸命支えた母親の苦労だった。
チャレンジの終盤は母親をおんぶして目的地へ向かう。母親を運びながら長谷川は売れてからもずっと抱いていた、ある「後悔」について語る。
長谷川が涙しながら語った母親への50年間の思いが詰まった万感の親孝行チャレンジにスタジオの粗品も「めっちゃええやん」と、思わず涙する。
■せいやは否定的だった父親の仕事にチャレンジ
仲むつまじい様子だった長谷川親子とは対照的に、「人生で2人きりで父親と話したことがない!」という霜降り・せいや。会話もまったく続かないこの親子に課された親孝行チャレンジは「親子でタイル貼りチャレンジ」。
外装業を営み、寡黙で職人気質なせいやの父親。幼少の頃、せいやはそんな父親の仕事を「好きじゃない」「そんな夢ない人生いやや」と否定的だったという。一方、父親も「父親らしいことはできなかった」と後悔を語っていた。
微妙な距離感のせいや親子。せいやは早速父親にタイル貼りのイロハを学ぶが、手先が不器用なせいやの仕事ぶりは、父親の仕事ぶりには程遠く、「これは無理やな」とチャレンジ成功に暗雲が立ち込める。
そんな中でも、一緒に作業をしていくにつれ、徐々に距離を縮めるせいや親子。またせいやは父親へのサプライズを用意。仕事一筋で寡黙だった父親の、今まで語れなかった息子への思い、そして初めて父親の仕事ぶりを見たせいやの父親への思いが語られ、スタジオが感動に包まれる。
相方の親孝行を見届けた渡辺は「こんなあったかい気持ちになるもんですかね」と手応えを語る。ゲストの藤田も「普段見られない人間性が出てる姿にウルっと来ちゃった。私も親孝行したい!」と親孝行の美しさに心を動かされた様子だった。
■霜降り明星・粗品のコメント
もっとバラエティー要素が強い番組と思ってましたが、思いの外いい番組でしたね。錦鯉のVTRを見てる時は感動してやばかった。危なかった〜。
■霜降り明星・せいやのコメント
僕のVTRの時ホンマずっと泣きそうで、グッって耐えたんですけど、僕よりも雅紀さんの方が、僕の親に対して思ってくれていた(笑)。僕も錦鯉さんのVTRを見ているときはやばかった。いい番組でした。
■錦鯉・渡辺隆のコメント
こんなあったかい気持ちになるもんですかね。せいやのお父さんがものすごくいい言葉を言っていた。座右の銘にしたいです。
■錦鯉・長谷川雅紀のコメント
もう涙腺が弱くなってきてるよね。子どものときの気持ちも分かるし、親の気持ちもなんとなく分かるようになってきて、余計に感じることがある。粗品がそわそわして動きが怪しくなってるのが見えて、見ないでおこうとしていた(笑)。見たら自分も泣いてしまうと思って。
■藤田ニコルのコメント
VTRを見ている2組の顔をチラチラと見ちゃったんですが、やはりみんなウルウルしていたので、いいなって思いました。次回の放送があったら私も親孝行やりたいです! テレビの力を借りたら、勇気を出せる気がするので、弟も巻き込んで親孝行したいです。
■乃木坂46・山下美月のコメント
2組ともまた違った親子像で、最終的にはちゃんと親孝行できていてすごくうれしいなって思いました。2組とも(テレビとは違って)息子の顔になっていてそれがすごい新鮮で、親の前でしか見せない顔が見ることができて、私も母と父にちゃんと感謝を伝えたいなという気持ちになりました。