僕がギターを本格的に始めたのは昨年。物理的に音が減って、そこを埋められるのは僕しかおれへんな、と思いました。リハをやっていても、ヤス(安田章大)が音楽ディレクターの方と「これ、どこ弾くんですか」「これ、ぺらぺらですね。シーケンス走らせるんですか」とか話しているのを聞いたりしていて、生バンドの良さがなくなってくるな、何かできひんかなと思ったのがきっかけです。
始めてみて、改めて弦楽器をやっているヤスとマル(丸山隆平)の2人のすごさを実感しました。どんだけ裏で練習してたんやろって。まずシンプルに、楽器やりながら歌うのはすごいことなんですよ。手のリズムと違う動きをして歌っているので、めっちゃくちゃ大変です。違うメロディーを弾きながら、違うメロディーの歌を歌ったりしたりとかね。
大倉(忠義)のドラムも村上(信五)のキーボードも、4人ともどんどんレベルが上がっているので、僕ももっと腕を上げていかないとって思っている。楽器には毎日触ろうと思っていて、1日に2〜3時間は練習しています。スタジオに入ることで自分を戦闘モードにしています。
でも僕自身、決してすごいことをやってるわけではないんですよ。単に新しい楽器を持っただけで、みんな同じ努力をしてる。よく、新しいことを始めることには勇気がいるのではと言われるんですけど、僕は、本気出したら何でもできる、同じ人間やし、ってどっかで思ってる。できひんかったら練習すればいいやろって思っています。
年齢を重ねてもこういう挑戦をさせてもらえる環境にあることをありがたく思ってるし、まさに「Age is just a number」。何か始めるのに、歳は関係ない。やろうと思ったら何でもできる。
「18祭」も近づいてきました。この夏、5人で頑張ります。