【ソウル聯合ニュース】韓国の歌手、G−DRAGON(ジードラゴン)さんが名誉理事長を務める「JusPeace(ジャスピース)財団」が5日、ソウル市内で創立行事を開催する。
創意的人材の育成に直結する著作権文化の発展に寄与し、芸術的才能を通じた社会貢献を行う同財団は▼著作権の公益的活用▼創意的な芸術人材の後援▼公益活動を実践するクリエーターの支援▼芸術による癒やしと心の健康▼青少年薬物中毒者に対する音楽的治療の支援――などを展開する。
G−DRAGONさんは財団の設立趣旨について、「アーティストは単に芸術だけを行うのではなく、世界に幸せと平和を与える人生を送ることができる」として「音楽で世界に愛と平和を与えるだけでなく、社会奉仕を行ったり公益財団を作ったりして良い影響力を示すことでより多くの人を助けられると考えた」と説明した。
正義(Justice)と平和(Peace)を組み合わせた財団の名称については「大げさな定義でなくても、悔しさや誤解が正されることがわれわれの生活の中で正義だといえる」としながら「世の中には悔しさを抱えた人々が多く、そのようなときに最後まで信じてくれ、そばにいてくれる存在が必要だ」と強調した。
G−DRAGONさんは昨年、違法薬物の使用容疑で警察の捜査を受けたが、嫌疑なしという結果が出て疑いを晴らした。これを機に、弱い存在が悔しい思いをすることが繰り返されないよう財団を設立する意向を示していた。