◆板垣李光人、人を演じるということ
10歳で俳優デビューを果たし、当時から培われた確かな演技力で存在感を放つ板垣。人を演じることについて「その人間(演じる役)を自分が一番誰よりも、プロデューサーよりも監督よりも愛してあげるっていうのは、演じる側の責任でもある」と話した。「大河(ドラマ)とか実在した方を演じるときは、そういう方のお墓であったりとか、残ってる場所に行ってご挨拶する」といい、それが「(役への)礼儀だなと思ってる」と口に。「なんか役作りとかっていう、作品に入る、台本を読む、解釈していくって以前に、それ(挨拶)をしないと始まらない。気持ち悪いんで」と、真摯に役と向き合うのは至極当たり前のことだと語った。
◆板垣李光人、150年前のパリに思いを馳せる
この日、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)でロケするはずだったフランスの凱旋門を訪れた板垣は「僕の徳川昭武(最後の将軍の弟)っていう役がパリに行くんですけど、いろいろコロナとかがあってパリロケができなくて、凱旋門の上からこのパリの街を見るっていうシーンも全部スタジオで、セットでグリーンバックで合成でやってた」と当時を回顧。頂上へと続く螺旋階段を踏みしめながら「こういう感じのセットがここ(出口部分)だけ作られてた」と明かした。
頂上へ上がり、眼下に広がる景色を前に「おぉ〜!すごい、ちょっと感慨深いですね」と板垣。150年前、同様にパリの街並みを眺めたであろう徳川昭武に思いを馳せ「パリの街並みの変わらなさというか、建物というは結構多分そのままだと思うので、ちゃんとこうやって同じ場所で『彼(徳川昭武)と同じ景色を見てたんだな』と思うと、すごい感慨深い」と嬉しそうな笑顔を見せていた。(modelpress編集部)
情報:日本テレビ
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