左目の傷がない? シャンクスの描写に違和感を覚えた読者も
人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「シャンクス」は、作中屈指の人気キャラクターです。第1話から登場しているシャンクスには、いまだ多くの謎が隠されており、読者も新事実が明かされるのを心待ちにしています。そのなかでも、シャンクスの「左目の傷」に違和感を覚えている読者が多いようです。
シャンクスの左目の傷は、「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」につけられたものだと、シャンクス本人の口から語られています。12年前が描かれた第1話の時点でこの傷はついており、ファンの間では現在の時間軸から13年〜19年前につけられた傷ではないかとうわさされています。
この左目の傷はシャンクスの大きな特徴となっており、彼が率いる「赤髪海賊団」の海賊旗に描かれたドクロの左目にも3本の傷が入っています。
シャンクスのトレードマークともいえる左目の傷ですが、『ONE PIECE』の公式図鑑である『VIVRECARD』(集英社)に、少々違和感のあるシャンクスが描かれました。
それは『VIVRECARD』の表紙イラストのことで、そこに描かれたシャンクスの左目にはなぜか傷がなかったのです。これは意図的に描かれたのか、それとも尾田先生のミスなのかは不明ですが、一部ファンの間では話題になりました。
ほかにもコミックス第90巻に収録された第907話で、「五老星」と会話するシーンで描かれたシャンクスの横顔にも疑問を感じた読者が多く見られます。それはシャンクスの右側の横顔が描かれたシーンで、まるで左目の傷がないようにも見えます。
そして第45巻に収録された第434話にも、ほぼ同じアングルで描かれたシャンクスの横顔がありましたが、こちらには額のあたりまで伸びている左目の傷がしっかりと確認できるのです。
左目の傷がないシャンクスを描いたのは、作者の尾田先生からのメッセージなのでしょうか。ネット上では「シャンクスがふたりいて片方はルフィの敵なのではないか」「シャンクスは双子なのではないか」といった考察も飛び交っているようです。
シャンクスの左目の傷について、今後作中で言及されることがあるのかもしれません。もしも左目に傷がない、もうひとりのシャンクスがいるのであれば、それが何者なのかも気になります。『ONE PIECE』の物語が終わりを迎えるまでに、この謎は解明されるのでしょうか。