Aqua Timez、再結成後初ライブ「突っ走っていきます」秋のツアー発表 新曲「ヒトシズク」初披露

 2018年末に解散し、7月に6年半ぶりの再結成を発表した5人組バンド「Aqua Timez」が2日、東京・渋谷のSpotify O―EASTで復活後初のライブを行い、秋に東京、大阪、名古屋を巡る単独ツアー(5公演)の開催を発表した。

 来年8月24日にデビュー20周年を迎えるにあたり、期間限定で再結成。2018年11月18日に横浜アリーナで開催したラストライブ以来の5人でのパフォーマンスで「千の夜をこえて」「決意の朝に」「虹」など全14曲を披露した。

 午後7時。スモークに包まれたステージが照らされ、5人のシルエットが浮かび上がると、大歓声が上がった。人さし指を天に突き上げたボーカル太志は「もう1回…。もう1回やります、Aqua Timez」と再始動を宣言。続けて「ただいま!」と叫ぶと、観客は一斉に「おかえり!」と応えた。

 この日はファンクラブ「teamAQUA」会員限定ライブで、チケット完売の満席。1曲目は「最後まで」。続けて「ALONES」を披露すると、太志はあふれる思いを言葉にした。

 「8月2日にライブをもう1回やると発表して、来たい人がたくさんいる中で、配信で見てくれる人もいるし、こうやって面と向かっている人もいて…。今日は『おめでとう』を言いたいから来てくださる皆さんがいるという事実だけで、5人は本当に感極まっています。マジで最高の1日にしたい。俺らも思い切りいくんで、思い切り受け取ってください。今日から突っ走っていきます」

 ライブ中盤には、メンバーそれぞれが活動再開への思いを語った。ギターの大介は「6年も時間があくと、誰も待ってくれていないという感覚があった。でも(活動再開を)発表した時のレスポンスで、こんなに多くの人が待ってくれていたんだって。ありがとうございます!」と感謝。キーボードのmayukoは「私がここにいることは、慣れ親しんだ家の布団の中…みたいな感じが、リハーサルの時からしていて、居場所はここだな」と独特の表現で愛着を語り、場を和ませた。

 誰よりも再結成を喜んでいる様子のリーダーOKP―STARは「Aqua Timezのことを考えない日はあったけど、忘れた時はない」。太志からの電話をきっかけに再結成を決意した経緯を明かし、「何より待ってくれているみんながいるから」。Aqua Timez解散後、会社員として働き、有給休暇を取得してライブ出演したTASSHIは「音楽の道をストップして、めちゃくちゃ大変だったけど、みんなと再会した時に『毎日楽しいよ』と言えるように、今日まで生きてきました」と客席に呼びかけた。

 今回の再結成は、20周年イヤーを終える2025年末までの期間限定。アンコールの最後には新曲「ヒトシズク」を初披露した。まさにAqua Timezらしい王道の楽曲で太志は「滴はくっつくと1つになる。5つの滴が引き寄せられて、一つになるように思いを込めました。音一つ一つ、言葉一つ一つ、魂を込めて作ったので、聴いてください」。リリース日は未定。

 この日、発表した東名阪ツアーは10月16日の東京・豊洲PIT、同23日の愛知・DIAMOND HALL、118日の東京・EXシアター六本木、同22日の大阪・GORILA HALL、12月5日の東京・立川ステージガーデンの計5公演。そのほか、8月10日に神宮外苑花火大会(神宮球場)、同17日にサマーソニック2024(万博記念公園)、9月28日にTHE DROP FESTIVAL in MIYAZAKI(みやざき臨海公園)に出演する。

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