井上ひさしさんの三女・麻矢さん 両親の離婚を振り返り「今考えると父にひどいことを言った」

井上ひさしさんの三女・麻矢さん 両親の離婚を振り返り「今考えると父にひどいことを言った」

井上ひさし氏のリトグラフの前で記念撮影する井上氏の三女麻矢さん(2021年6月9日撮影)

(日刊スポーツ)

2010年(平22)に死去した劇作家で作家の井上ひさしさんの三女、麻矢さん(55)が16日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)にゲスト出演。父の秘話を語った。

直木賞作家でもある井上さんは、番組に4回出演。麻矢さんは「(父は)ほとんど書斎にいて、家にいても会わないんです。寅さんの映画だけは、欠かさず見に行きました。冒頭の夢の部分は大笑いしていて、ホッとする家族の時間でした」と思い出を語った。

麻矢さんが結婚式を挙げる時は「結婚式をするお金があるなら、2人の未来のために使えばいいのに。結婚式をするのはどうかな」と気乗りしない様子だったという。しかし、挙式当日は、一緒にバージンロードを歩いた。「一番ノリノリで歩いてくれました。意外と楽しそうでした。逆に私の方が、(父は)うれしかったんだなと思ってびっくりしました」と振り返った。

麻矢さんは、小2の時に劇場で黒柳と出会っていたエピソードを披露した。「父のお芝居を見に行ったら、黒柳さんがいらしていて、振り返って私を見て、『あらそんなに小さなお嬢さんだと見えないんじゃない?』と言って、お膝に載せていただいて1幕を見るという貴重な体験をしました。お芝居を見ていいのか、黒柳さんのお顔を見ていいのか。とても美しくて、キョロキョロしていたら、『前を向きなさい』とおっしゃってくださいました。1幕終わった後に静かにみていたら、『偉かったわね』と褒めていただきました。帰って父に話したら、君はものすごい幸せな日だったねと言われました」。

麻矢さんが18歳の時には、両親が離婚。「母を守らなきゃという気持ちになると、今考えると父にひどいことを言ったなと思う。目の上のたんこぶみたいな存在だったと思います」。

それでも後になって、父の劇団を引き継ぎ、今も代表を務めている。

「私は本当はお父さんとしては、あんまりいい点はあげられないんですが、人生の先輩としてはもう100点満点以上だなと思って。大人としてのお手本としては100点満点だと思います」と話していた。

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