いすゞ自動車は、国内唯一となる、オートマチックトランスミッション(AT)限定の普通自動車運転免許(普通免許)で運転できる小型(※1)ディーゼルトラック『ELFmio(エルフミオ)』を30日より発売すると発表した。
エルフミオは、燃費性能に優れるパワートレインとして1.9Lディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載。軽量なエンジンを採用することなどにより、最大積載量1.35トン(※2)を確保し、高い積載性を実現した。また、燃費性能を徹底的に追求し、クラストップの13.6Km/L(JC08モード)(※2)を実現、中量車燃費基準を達成した。平ボディのほか、エルフミオ専用の軽量ドライバンや電動ダンプを完成車としてラインアップしている。
24日に開催された発表会では、同社代表取締役 取締役社長 COO 南真介氏が登壇。昨今のドライバー不足の問題は、小口配送を中心とするラストワンマイル物流はもちろん、物流にとどまらないさまざまな業種の自営業者においても、少子高齢化による担い手不足が生じており、国内経済を支えるトラックドライバーの人材確保は喫緊の課題となっていることを説明した。
そんな中、ドライバーの裾野を広げるため『エルフミオ』が誕生。これからのドライバー多様化を見据え、「だれでもトラック」をキーワードに、ドライバー不足という社会課題の解決への貢献を目指す。
また、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどのデジタル端末で購入できるオンライン販売チャネル「ELFmioストア」を開設し、“いつでも、どこでも”購入できる、トラックの新しい購入スタイルについても提案した。
※1 最大積載量2t以下 キャブオーバートラック
※2 平ボディ シングルキャブ リアタイヤ シングル/フラットロー 2人乗り